FASHION
ボッテガ・ヴェネタの旗艦店、〈ニューヨーク・メゾン〉がマディソン・アヴェニューにオープン!
February 27, 2018 | Fashion | casabrutus.com | photo_Akira Yamada text_Mika Yoshida & David G. Imber editor_Jun Ishida
ミラノ、ビバリーヒルズに続き、ボッテガ・ヴェネタにとって世界3番目となるメゾンがアッパーイースト・サイドに誕生した。マディソン・アヴェニューの一区画を実に半分も占める〈ニューヨーク・メゾン〉は、19世紀に建てられた3つのタウンハウスをリノベーションして作られている。
「NY建築へのリスペクト」とクリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーが言う通り、構造をガラスで覆った巨大ならせん階段を始め、名建築へのオマージュがあちこちに。
また1階はバサルティーナと呼ばれる黒い岩を床に、階段の手すりには大理石を用いた重厚で暗めのトーンだが、2階からはオーク材へと変わるなど、上階に進むに従って素材や色合い、雰囲気がゆるやかに変化する。そして最上階となる5階に広がるのが、〈ニューヨーク・メゾン〉で初めて作られたその名も〈アパートメント〉というコンセプト・フロアだ。ボッテガ・ヴェネタが提案するライフスタイルを体現するこの空間は、リビングを中央に、右手にはダイニングルーム、左に書斎やライブラリが続いている。
また1階はバサルティーナと呼ばれる黒い岩を床に、階段の手すりには大理石を用いた重厚で暗めのトーンだが、2階からはオーク材へと変わるなど、上階に進むに従って素材や色合い、雰囲気がゆるやかに変化する。そして最上階となる5階に広がるのが、〈ニューヨーク・メゾン〉で初めて作られたその名も〈アパートメント〉というコンセプト・フロアだ。ボッテガ・ヴェネタが提案するライフスタイルを体現するこの空間は、リビングを中央に、右手にはダイニングルーム、左に書斎やライブラリが続いている。
書棚に並ぶアートや建築、デザイン関係の本は、すべてトーマスが自らセレクト。エトーレ・スパレッティを始めとするアート作品のオリジナルも飾られ、まさに実際の住まいのようだ。家具はいずれもボッテガ・ヴェネタのホームコレクション。この店だけのエクスクルーシブな色や素材を用いたものも多い。
ダイニングの頭上には、屋根裏部屋を取り払った高い吹き抜けのスペースが。窓からはマンハッタンとは思えないほど自然光がふんだんに入り込み、心地よさを増す。豊かな暮らしを空間全体で提唱する、〈アパートメント〉なのである。