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今年は270周年! ヴァシュロン・コンスタンタンが追求する芸術との取り組みとは?
January 27, 2025 | Fashion, Art, Design | PR | text_Shigeo Kanno
1755年に創業し、今年270周年を迎えた世界最古の時計メゾン〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉。長い歴史を持つメゾンが追求し続ける芸術との取り組みを、〈ルーヴル美術館〉とのプロジェクトを中心に紹介します。
スイスの高級時計メゾンとして君臨する〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉の時計は、ただの時間を示す道具にとどまらない。それは、長きに渡り芸術と深い関わりを持ち、時計製造における芸術的表現を追求し続けている点に表れている。
もはや、時間を芸術として表現するためのキャンバスともいえる。その証拠に、メゾンは伝統的な時計製造技術を守りつつ、細部にわたる装飾や美的なデザインに情熱を注いできた。特に、エングレービング(彫刻)やエナメル技術、さらには宝石をあしらったモデルにおいて、時計製作を一つの芸術的創作と捉える姿勢が顕著に表れている。
その中でも「レ・キャビノティエ(Les Cabinotiers)」は、〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉が手がける特別な部門であり、完全オーダーメイドの時計製作を専門としている。この部門では、一人ひとりの顧客の希望に基づいて、複雑機構や装飾、素材の選定までが緻密に設計され、唯一無二のタイムピースが生み出される。
もはや、時間を芸術として表現するためのキャンバスともいえる。その証拠に、メゾンは伝統的な時計製造技術を守りつつ、細部にわたる装飾や美的なデザインに情熱を注いできた。特に、エングレービング(彫刻)やエナメル技術、さらには宝石をあしらったモデルにおいて、時計製作を一つの芸術的創作と捉える姿勢が顕著に表れている。
その中でも「レ・キャビノティエ(Les Cabinotiers)」は、〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉が手がける特別な部門であり、完全オーダーメイドの時計製作を専門としている。この部門では、一人ひとりの顧客の希望に基づいて、複雑機構や装飾、素材の選定までが緻密に設計され、唯一無二のタイムピースが生み出される。
2016年に〈ルーヴル美術館〉の館内にある18世紀の傑作《天地創造》を修復したことがきっかけとなり、2019年、フランス、パリの〈ルーヴル美術館〉とのパートナーシップを発表した。この提携は、両者の共通の価値観である「歴史、文化、そして芸術の継承」を基盤としており、美術品と高級時計の世界が融合する画期的なプロジェクトとして注目された。
さらに、2020年にはChristie’s(クリスティーズ)主催の「Bid for the Louvre」に「レ・キャビノティエ」を出品。売り上げの全額は〈ルーヴル美術館〉にある「Le Studio(ル・ストゥ ディオ)」に寄付された。他にもイタリア・ヴェネツィアで開催される「Homo Faber(ホモ・ファーベル)」には2022年からルーヴル美術館と共同出展している。
また「Bid for the Louvre」から誕生した「レ・キャビノティエ」のタイムピースにより、2023年には顧客向けに「 A masterpiece on your wrist(貴方の腕に傑作を)」をスタート。依頼主は〈ルーヴル美術館〉に所蔵されている作品を1つ選び、その作品をダイヤルにエナメルで再現することもおこなっている。もちろん売り上げは〈ルーヴル美術館〉に寄付される。
さらに、2020年にはChristie’s(クリスティーズ)主催の「Bid for the Louvre」に「レ・キャビノティエ」を出品。売り上げの全額は〈ルーヴル美術館〉にある「Le Studio(ル・ストゥ ディオ)」に寄付された。他にもイタリア・ヴェネツィアで開催される「Homo Faber(ホモ・ファーベル)」には2022年からルーヴル美術館と共同出展している。
また「Bid for the Louvre」から誕生した「レ・キャビノティエ」のタイムピースにより、2023年には顧客向けに「 A masterpiece on your wrist(貴方の腕に傑作を)」をスタート。依頼主は〈ルーヴル美術館〉に所蔵されている作品を1つ選び、その作品をダイヤルにエナメルで再現することもおこなっている。もちろん売り上げは〈ルーヴル美術館〉に寄付される。
2020年の「Bid for the Louvre」 の落札者が発注したのが、《レ・キャビノティエ・ピーテル・パウル・ルーベンス『アンギアーリの戦い』へのオマージュ》。ピーテル・パウル・ルーベンスが模写した《アンギアーリの戦い》を文字盤にエナメルで描き、裏蓋には彫金が施されている。
2022年に〈ルーヴル美術館〉とのコラボレーションから最初に発表した《メティエ・ダール・偉大な文明へ敬意を表して》は、4つの時代を代表する傑作、「ダレイオス王のライオン」、「アウグストゥス帝の胸像」、「サモトラケのニケ」、「タニスの大スフィンクス」を表したタイムピースは、まさに芸術品と呼ぶに相応しい逸品となった。
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