京町屋と日本の伝統素材がブランドの靴づくりと響き合う〈ジョンロブ京都〉。
『カーサ ブルータス特別編集ムック』【令和版】理想の暮らしが買える店 3より
November 19, 2024 | Fashion, Architecture, Design | PR | photo_Haruhi Okuyama text_Akio Mitomi
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知恩院の参拝道である新門前通りに面した町屋の1軒をリノベーションして2024年4月にオープン。美術商が軒を連ねる沿道は、近くの祇園に比べて観光客があまり目立たない。1階は壁と天井が左官コテ押さえ仕上げ、床は〈山形緞通〉の英国・ニュージーランド産ウール100%手刺カーペットを特注、既存柱は オイルステン染色で仕上げ見せる意匠とした。
ファサードの格子や建具はヒノキを染色して既存の木材と色を合わせた。ウィンドウのディスプレイ台には、イサム・ノグチも多用した宮城・大倉山スタジオの伊達冠石を採用。
直線的な店内に柔らかなカーブのソファをデザイン。テーブルは左官研ぎ出し、スタンドライトは布シェードと大理石の脚で〈New Light Pottery〉が製作。
陳列棚は商品が映えるよう緻密にデザインされた。
暗めのエントランス壁は墨で色付けし、ディスプレーボックスは銅色の金物で設えた。銅無垢材と共に各所の見切りにも使用されている。
サロンはよりくつろげる空間。
2階は構造現し。銅メッキの什器は神具の八足台がモチーフ。
2階のパターンオーダー用サンプルを収めるカプセル。アフリカ産のウェンジ材で色調を合わせた。
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