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10周年を迎えた〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉の記念アイテムと展示を見る。
『カーサ ブルータス』2023年12月号より
November 16, 2023 | Fashion, Art, Design | PR | photo_Henry Leutwyler, Masanori Kaneshita(exhibition) text_Yoshinao Yamada
現代の技術を駆使した技法「製品プリーツ」を軸に、〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉は衣服の新たな可能性を追求してきた。設立10周年を迎える今秋、色鮮やかなアイテムが登場。2024年1月下旬まで、記念展示が行われる。
●新しいスタンダードを切り拓いたタイムレスな衣服。
その登場は一つの大きな事件だった。2013年、イッセイ ミヤケはその根幹にある技法の一つ「製品プリーツ」を背景に、新たなブランド〈HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE(オム プリッセ イッセイ ミヤケ)〉を立ち上げた。
そもそも「製品プリーツ」は1988年、三宅一生がパリコレクションで発表した衣服にルーツがある。現代の技術で作るプリーツを使った、新しい時代の衣服の提案。これをきっかけに生まれた技法として発展した「製品プリーツ」から、1993年にはブランド〈PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE(プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ)〉が生まれた。さらに技法を発展させることで、2013年に〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉につながっていく。
そもそも「製品プリーツ」は1988年、三宅一生がパリコレクションで発表した衣服にルーツがある。現代の技術で作るプリーツを使った、新しい時代の衣服の提案。これをきっかけに生まれた技法として発展した「製品プリーツ」から、1993年にはブランド〈PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE(プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ)〉が生まれた。さらに技法を発展させることで、2013年に〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉につながっていく。
その技法「製品プリーツ」は、縫製した後にプリーツをかけることで衣服となる。プリーツ加工した伸縮性の高いポリエステル繊維の衣服は軽くて動きやすく、簡単に水洗いも可能で乾燥も早い。機能性とデザイン性が結びついた衣服は、まさに現代を生きる人々のニーズを満たした発明だ。プリーツの折り目に沿えば収納も容易で、洗濯機で水洗いした後は吊して干すだけで形状も元の姿に整う。
〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉はその始まり以来、ものづくりの姿勢を一貫して変えない。いずれもスタンダードな衣服のあり方を軸にしつつ、その技術に向き合うことで細部にこだわり、フォルム、機能面からタイムレスで類を見ない衣服を追求する。
〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉はその始まり以来、ものづくりの姿勢を一貫して変えない。いずれもスタンダードな衣服のあり方を軸にしつつ、その技術に向き合うことで細部にこだわり、フォルム、機能面からタイムレスで類を見ない衣服を追求する。
今年11月、〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉は誕生から10年を迎えた。それを祝して発売する特別なアイテムは13色の豊富なカラーパレットからなる。それは定番の3色と、10年を表現する10色だ。同色を組み合わせても、異なる色を組み合わせてもいい。
〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉が掲げるのは、現代を生きる人々がより自由で軽やかにいられる衣服、そして着ることでその人らしさを引き出せる衣服だ。その思いを込めた衣服のこれからにも、ますます期待が高まる。
〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉が掲げるのは、現代を生きる人々がより自由で軽やかにいられる衣服、そして着ることでその人らしさを引き出せる衣服だ。その思いを込めた衣服のこれからにも、ますます期待が高まる。
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