FASHION
リック・オウエンスの新作家具がLAの〈MOCA〉でお披露目です！
| Fashion, Art, Design | casabrutus.com | photo_Owenscorp text__Yuka Uchida
ファッションデザイナーのリック・オウエンスが手掛ける、アートピースとしての家具。LAの〈MOCA〉で開催中の自身初となる展覧会『Rick Owens: Furniture』では、新作家具に加え、インスタレーションやビデオアートも展示されています。
ひと足先にニューヨークのショップでお披露目された新作のファニチャーシリーズ。ユニークな形のベンチは表面にラクダの毛皮を張っている。
エレガントとアンダーグラウンド。相反する要素が共存する独自の世界観で、ファッションのみならず、家具やジュエリーも手掛けるリック・オウエンス。彼の手がける家具を軸とした展覧会が、〈MOCA〉こと、ロサンゼルス現代美術館でスタートした。
新作家具の特徴は、発泡スチロールや、ロッククリスタル、コンクリートといった新たな素材を取り入れたこと。〈リック オウエンス〉のシグネチャーでもある、大理石やブロンズといった彫刻的な素材は引き続き使いながら、新素材で新たな表現に挑戦したという印象だ。
新作家具の特徴は、発泡スチロールや、ロッククリスタル、コンクリートといった新たな素材を取り入れたこと。〈リック オウエンス〉のシグネチャーでもある、大理石やブロンズといった彫刻的な素材は引き続き使いながら、新素材で新たな表現に挑戦したという印象だ。
NYのショップの様子。ファッションアイテムとも相性がよい。
家具をデザインする理由を「生活空間を豊かにするため」と語るリック。「家具とはシンプルで静粛、かつ厳格であるべきもの。大切なことは、きちんと慎ましい生活をすること」だと話す。一見すると、家具の概念を覆すアヴァンギャルドな表現に見えるが、その根底には普遍的な価値を模索した、真摯なものづくりがあるのだ。
印象的な形は、マヤ文明のピラミッドや第二次世界大戦の時のバンカー（掩蔽壕）からインスピレーションを得たもの。《'Prong' by Rick Owens》（2016）
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