FASHION
ウォーホルも愛用したカルティエの《TANK》|高木教雄の名作時計デザインの秘密
August 26, 2022 | Fashion, Art, Culture, Design | casabrutus.com | text_Norio Takagi Illustration_ Yoshifumi Takeda
近年また、時計人気が高まっています。中には数年待ちのモデルも…! 誰もが知ってるあの名作時計は一体何がすごいのか。ファンを魅了するデザインの魅力を、時計ライター、高木教雄が語ります。
ポップアートの旗手、アンディ・ウォーホルも愛用していたカルティエの名作時計、《TANK》。
独自の道を切り開いたウォーホルらしく、使い方も人とはちょっと違っていた。
さて、どんな使い方をしていた?
1. 時計を動かしていなかった
2. 文字盤を真っ白く塗りつぶしていた
3. 重ね付けしていた
独自の道を切り開いたウォーホルらしく、使い方も人とはちょっと違っていた。
さて、どんな使い方をしていた?
1. 時計を動かしていなかった
2. 文字盤を真っ白く塗りつぶしていた
3. 重ね付けしていた
正解は 1!
「時計を動かしていなかった」です。
「僕がタンクを着用するのは、時間を知るためじゃない。タンクは、身に着けることに意味があるんだ」──ポップアートの奇才アンディ・ウォーホルは、究極のシンプルにしてエレガントな《タンク》をこよなく愛したコレクターとして時計ファンには知られる。そのデザイン性に純粋に惹かれた彼は、ゼンマイを巻き上げることなく止まったまま身に着けていたという。つまりウォーホルにとって《タンク》は、腕時計を超えた存在であったのだ。
「時計を動かしていなかった」です。
「僕がタンクを着用するのは、時間を知るためじゃない。タンクは、身に着けることに意味があるんだ」──ポップアートの奇才アンディ・ウォーホルは、究極のシンプルにしてエレガントな《タンク》をこよなく愛したコレクターとして時計ファンには知られる。そのデザイン性に純粋に惹かれた彼は、ゼンマイを巻き上げることなく止まったまま身に着けていたという。つまりウォーホルにとって《タンク》は、腕時計を超えた存在であったのだ。
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illustration Yoshifumi Takeda
高木教雄
たかぎ のりお ライター。1999年からスイスの新作時計発表会の取材を続け、時計専門誌やライフスタイル誌で執筆。ほか建築やインテリア、工芸なども取材対象とする。
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