FASHION
4アーティストがコラボ! 《GUCCI 4 ROOMS》のすべて。
October 19, 2016 | Fashion, Art | casabrutus.com | text_Jun Ishida editor_Keiko Kusano
アレッサンドロ・ミケーレのクリエイティブ・ディレクター就任以来、アートとデジタルを結びつけたユニークなプロジェクトを打ち出すグッチ。遂に日本発の新プロジェクトがスタートした。現在、銀座で開催中の《GUCCI 4 ROOMS》は、ミケーレがセレクトした国内外のアーティスト4名が、現実空間と仮想空間に4つの作品を作るという試みだ。塩田千春、Mr.(ミスター)、真鍋大度、トラブル・アンドリューというバラエティ豊かな参加アーティストに、それぞれの「部屋」について話を聞いた。
GUCCIGHOST ROOM
グッチとのコラボレーションコレクション《グッチゴースト》でもおなじみのグラフィティ・アーティスト、トラブル・アンドリュー。東京・銀座のドーバー ストリート マーケット ギンザ1階 エレファントスペースに「GUCCIGHOST ROOM」を作り上げた。
Q 「GUCCIGHOST ROOM」のストーリーについて教えてください。
A この部屋は、人々に《グッチゴースト》が誕生した僕のブルックリンにあるスタジオを体感してもらうことが目的です。4年前に《グッチゴースト》が生まれた時のエネルギー、そして今回のプロジェクトのパワーを感じてほしいと思いました。
Q あなたのブルックリンのスタジオもこの部屋と同じ雰囲気なのですね?
A 似ています。壁をアイデアボードのように使って、思いついたものをどんどん描いていくんです。スタジオでは、絵を描いていたと思ったら音楽を作ったり、映像を編集したり、走り回りながら仕事をしています。この部屋に置いたモニターやグッチ銀座内の展示スペースでは映像作品を流していますが、すべて今回の展示用に作った作品です。僕のスタジオを覗き見るような感覚で、部屋を体験してもらえればと思います。
A この部屋は、人々に《グッチゴースト》が誕生した僕のブルックリンにあるスタジオを体感してもらうことが目的です。4年前に《グッチゴースト》が生まれた時のエネルギー、そして今回のプロジェクトのパワーを感じてほしいと思いました。
Q あなたのブルックリンのスタジオもこの部屋と同じ雰囲気なのですね?
A 似ています。壁をアイデアボードのように使って、思いついたものをどんどん描いていくんです。スタジオでは、絵を描いていたと思ったら音楽を作ったり、映像を編集したり、走り回りながら仕事をしています。この部屋に置いたモニターやグッチ銀座内の展示スペースでは映像作品を流していますが、すべて今回の展示用に作った作品です。僕のスタジオを覗き見るような感覚で、部屋を体験してもらえればと思います。
Q 部屋にはラジカセなど80年代を思わせるものがありますね。
A 自分の思い出の品を集めて使うのが好きなんです。この部屋にはVHSカメラもありますが、捨ててあったのを拾ったもので映像を作るときに使っています。それがREALだと思えるからですが、今は磨き上げられ完璧に見えるようなものが多い。それを一皮むいて、表面には現れないREALな部分、その真髄を見せたいんです。
僕は独学で絵や音楽、映像を学び、自分で実験しながら今のスタイルを作り上げてきました。完璧にしすぎないことを心がけています。《グッチゴースト》でも「Perfectly Imperfect(不完全な完全さ)」を大事にしている。誰もが完璧ではない。完璧に不完全な状態がREALだと思っています。
Q もともとのこの空間のシンボル的存在である「象」にも、あなたがグッチのコレクションで用いた「REAL」の言葉が描かれていますね。
A 僕は「REAL」という言葉をいろいろなところで使うのですが、夢は必ず現実化できる、そしてそのためには信じなければならない、と思っています。一人で《グッチゴースト》を始めた時は、グッチがまともに取り合ってくれるとはほとんどの人が思っていませんでしたが、自分ではいつかグッチとのコラボレーションが現実化すると考えていました。アレッサンドロ・ミケーレとつながったことで、僕の夢はREALになりました。
A 自分の思い出の品を集めて使うのが好きなんです。この部屋にはVHSカメラもありますが、捨ててあったのを拾ったもので映像を作るときに使っています。それがREALだと思えるからですが、今は磨き上げられ完璧に見えるようなものが多い。それを一皮むいて、表面には現れないREALな部分、その真髄を見せたいんです。
僕は独学で絵や音楽、映像を学び、自分で実験しながら今のスタイルを作り上げてきました。完璧にしすぎないことを心がけています。《グッチゴースト》でも「Perfectly Imperfect(不完全な完全さ)」を大事にしている。誰もが完璧ではない。完璧に不完全な状態がREALだと思っています。
Q もともとのこの空間のシンボル的存在である「象」にも、あなたがグッチのコレクションで用いた「REAL」の言葉が描かれていますね。
A 僕は「REAL」という言葉をいろいろなところで使うのですが、夢は必ず現実化できる、そしてそのためには信じなければならない、と思っています。一人で《グッチゴースト》を始めた時は、グッチがまともに取り合ってくれるとはほとんどの人が思っていませんでしたが、自分ではいつかグッチとのコラボレーションが現実化すると考えていました。アレッサンドロ・ミケーレとつながったことで、僕の夢はREALになりました。
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