DESIGN
〈伊勢丹〉の新包装紙はワイズベッカーのデザインです。
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パリとバルセロナを拠点に世界的に活躍するアーティストのフィリップ・ワイズベッカーが〈伊勢丹〉の包装紙をデザイン。名物タータンチェックの紙袋にもマッチする、長く愛される新定番が誕生しました。
描かれる紙そのものの魅力まで引き出すような、温かみのある鉛筆のドローイングで知られるフィリップ・ワイズベッカー。JR東日本「行くぜ、東北」のローカル線車両を描いたポスターや、東京駅駅舎を描いた〈とらや〉の小型羊羹のパッケージ。また、様々な郷土玩具を描き下ろした〈中川政七商店〉とのコラボ商品など、日本でも多くの仕事を手がけており、数々の広告賞を受賞している。
今回、1997 年以来22年ぶりとなる〈伊勢丹〉の包装紙のリニューアルを手がけるにあたって、〈伊勢丹〉の紙袋の定番タータンチェック「マクミラン/イセタン」を、様々な角度から研究。紙袋との相性がよく、しかし全く新しいデザインを求めて、繰り返しデッサンを行っていった。
最終的にたどり着いたのが、新包装紙「radiance」のデザインだ。塗りつぶされた多角形を組み合わせた図案の、その輪郭線のみを試しに描いてみたところ、「輝き」を意味する「radiance」のタイトルの通りに、無限に広がっていく光のような線が現れた。描かれている線はどれも、ワイズベッカーが定規を使いながら、手描きで引いていったもの。控えめな3色の色彩が、包装された品物への期待を膨らませてくれる。贈る者/贈られる者、どちらにとっても嬉しい包装紙だ。
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道具の魂を描く、フィリップ・ワイズベッカー。
今回、1997 年以来22年ぶりとなる〈伊勢丹〉の包装紙のリニューアルを手がけるにあたって、〈伊勢丹〉の紙袋の定番タータンチェック「マクミラン/イセタン」を、様々な角度から研究。紙袋との相性がよく、しかし全く新しいデザインを求めて、繰り返しデッサンを行っていった。
最終的にたどり着いたのが、新包装紙「radiance」のデザインだ。塗りつぶされた多角形を組み合わせた図案の、その輪郭線のみを試しに描いてみたところ、「輝き」を意味する「radiance」のタイトルの通りに、無限に広がっていく光のような線が現れた。描かれている線はどれも、ワイズベッカーが定規を使いながら、手描きで引いていったもの。控えめな3色の色彩が、包装された品物への期待を膨らませてくれる。贈る者/贈られる者、どちらにとっても嬉しい包装紙だ。
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〈伊勢丹〉の新包装紙「radiance」
2月20日より各店で使用がスタートしている。
