DESIGN
デザインでみる東北の祭|行くぜ、東北。
July 27, 2015 | Design, Travel | sponsored | text_Yoshikazu Itamoto (SHOE PRESs) editor_Akio Mitomi ©2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
夏の東北は「祭」で始まります。なかでも大型のねぶたが市内を練り歩く青森ねぶた祭は、毎年300万人以上の観客が酔いしれる熱狂の祭典。今年はねぶた祭の前夜祭セレモニーに「スター・ウォーズねぶた」が参加予定。大きな注目を集めています。
青森ねぶた祭/8月2日〜7日
ねぶた祭の主役ともいえるねぶたは、ねぶた師によって作られる。祭が終わり、まだその余韻も冷めやらぬうちから、ねぶた師は翌年のねぶたの構想を練り始める。題材が決まったら、下絵を描き、実物大の寸法を算出し、寒い冬から春にかけ、針金でコツコツと型を作っていく。その後、「骨組み」、「書割り」と作業は進み、7月末にねぶたは完成する。
さて今夏は、これまでにないねぶたが話題を集めている。2015年12月に公開を控えた『スター・ウォーズ』を題材にした「スター・ウォーズねぶた」だ。ねぶたの前夜祭セレモニーに登場予定で、4つのデザインの「スター・ウォーズねぶた」が見られる。
さて今夏は、これまでにないねぶたが話題を集めている。2015年12月に公開を控えた『スター・ウォーズ』を題材にした「スター・ウォーズねぶた」だ。ねぶたの前夜祭セレモニーに登場予定で、4つのデザインの「スター・ウォーズねぶた」が見られる。
しかし、イベント前に発表されているのは「ドロイドねぶた」「ジェダイねぶた」「シスねぶた」の3パターンだけ。シークレットのねぶたを含め、全て映画の製作元であるルーカスフィルムが監修したものだという。どのようなデザインのねぶたに仕上がるのかファンならずとも楽しみだが、それはフォースの力を駆使してもわからないようだ。
秋田竿燈(かんとう)まつり/8月3日〜6日
全体を稲穂に見立て、連なる提灯が米俵をイメージしている竿燈は、米どころ秋田ならではの五穀豊穣を祈る祭。その祈るスタイルが独特だ。右に左に揺れ動く高さ12m、重さ50kgの巨大な竿燈を、手、額、肩、腰の一点だけで支える。メイン会場となる竿燈大通り(山王大通り)には、270本以上の竿燈に灯りがともり、光の稲穂の競演が繰り広げられる。観覧は夜がメインだが、昼には竿燈妙技会が開催されていて、個人・団体の優勝を競い合う。
盛岡さんさ踊り/8月1日〜4日
激しく力強く、そして楽しい。盛岡さんさ踊りは、華やかな東北の夏祭の中でも、特に魅せる要素の多い祭だ。踊りも、盆踊りのようなゆるやかなものではなく、リズミカルに右に左にキビキビ動き、跳ね歌い続ける。さらには、集団太鼓のうねるような激しい音がパレードを鼓舞するかのようにリズムを刻む。そのリズムに酔いしれ、踊りたくなったギャラリーのためには、当日に少し練習するだけで、パレードに参加させてくれる。
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