DESIGN
名作椅子を紙ジオラマで楽しむ〈One to Sixteen〉に新作。
November 27, 2017 | Design | casabrutus.com | text_Rie Nishikawa
小さな紙模型で世界の名作椅子とインテリアが楽しめる〈One to Sixteen〉に、新作2点追加され、全10アイテムに。デザイナー安積朋子に新作のこと、デザインコンセプトについて聞きました。
フラットな印刷物を切り抜き、折り曲げると立体が生まれ、小さな空間が生まれる。16分の1で作る名作椅子とインテリアの紙模型〈One to Sixteen〉。新作はトーネットno.14チェアととロン・アラッドのウェルテンバードチェアだ。
Q シリーズについて、教えてください。
私にとって「原点回帰」のプロジェクトです。紙という素材と紙で作る模型が昔(小学生のころ)から大好きだったこと。家具のデザインをするようになって、学んだ家具とインテリアの歴史が面白くなり、2次元の紙が3次元に立ち上がる楽しさを商品にして、たくさんの人に知ってもらいたいと思いました。
2011年ごろにロンドンのスタジオで試作を始めました。最初はイギリスで製造して自主販売をしようとしたのですが、帰国した時にテラダモケイの1/100シリーズを見て、これは福永紙工にお願いするしかない! とかみの工作所との共労がはじまり、2014年の秋に最初の2点を発売しました。
Q シリーズについて、教えてください。
私にとって「原点回帰」のプロジェクトです。紙という素材と紙で作る模型が昔(小学生のころ)から大好きだったこと。家具のデザインをするようになって、学んだ家具とインテリアの歴史が面白くなり、2次元の紙が3次元に立ち上がる楽しさを商品にして、たくさんの人に知ってもらいたいと思いました。
2011年ごろにロンドンのスタジオで試作を始めました。最初はイギリスで製造して自主販売をしようとしたのですが、帰国した時にテラダモケイの1/100シリーズを見て、これは福永紙工にお願いするしかない! とかみの工作所との共労がはじまり、2014年の秋に最初の2点を発売しました。
Q 椅子だけでなく、背景も一緒になったジオラマなのはなぜでしょうか?
「ある空間を小さな縮尺で再現する」というのが最初のコンセプトでした。椅子はその縮尺を身の丈で感じ取るための重要な装置です。椅子はデザインされた時代の技術やモード、トレンドを濃厚に反映しているので、背景を足すことでその「時代の空気」のようなものを家具と一緒に再現したいと思いました。
「ある空間を小さな縮尺で再現する」というのが最初のコンセプトでした。椅子はその縮尺を身の丈で感じ取るための重要な装置です。椅子はデザインされた時代の技術やモード、トレンドを濃厚に反映しているので、背景を足すことでその「時代の空気」のようなものを家具と一緒に再現したいと思いました。
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