DESIGN
時代の空気を作った装丁家、平野甲賀の仕事。
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日本を代表するグラフィックデザイナー、平野甲賀。およそ30年にわたって装丁を手がけてきた晶文社の本を軸に、平野がデザインした本を展示する個展が〈京都dddギャラリー〉で開催中だ。
雑誌『宝島』や植草甚一の書籍など、60年代から今日までカウンターカルチャー色の強い書籍を多く出版してきた晶文社。1964年から1992年にかけて、その晶文社のすべての本の装丁を手がけていた装丁家こそ、平野甲賀だ。〈京都dddギャラリー〉で開催中の個展では、平野が手がけてきた7,000冊以上の本から晶文社の装丁本を中心に約600冊を展示している。
会場には晶文社の書籍のほかにも、平野が手がけてきた舞台のポスター作品や、今春に台中で行われて好評を博した「平野甲賀の描き文字展」に出展された描き文字も展示されている。
『平野甲賀と晶文社展』
〈京都dddギャラリー〉
