DESIGN
〈ローゼンダール社 コペンハーゲン〉30周年で大幅ラインナップ変更!
| Design | casabrutus.com | photo_Keiko Nakajima(items) styling_Yumi Nakata editor_Rie Nishikawa
デンマークのライフスタイルブランド〈ローゼンダール社 コペンハーゲン〉が「原点回帰」をテーマに、ナナ・ディッツェルのシリーズなど、新コレクションを展開し、リローンチした。
ブランド誕生から30年を経た2017年、伝統的な北欧デザインを受け継ぎつつ、現代の生活に合ったプロダクトラインを本格スタートした。新コレクションの中から注目したいのは、ナナ・ディッツェルが壁紙用にデザインしたパターンからインスピレーションを受けた〈Nanna Ditzelシリーズ〉だ。
ナナ・ディッツェル(1923-2005年)はデンマークを代表する女性デザイナー。代表作トリニダードチェア(1993年)をはじめ、ジョージ・ジェンセンとの宝飾デザインでも知られている。今回のシリーズの元となったのは壁紙用にデザインされたパターン《Crisscross》。太さの異なるストライプデザインが特徴だ。
「太さや向きが異なるストライプで構成されており、この柄を見た時に、これは2Dでも3Dでも表現できると思いました。2Dとしてはテキスタイル、3Dとしてはガラスや陶器に応用しました。素材や用途は違いますが、同じ柄で揃えらるというのが魅力です」というのは、2015年よりクリエイティブディレクターに起用され、副社長を兼務するデイビッド・アンデルセン。
「太さや向きが異なるストライプで構成されており、この柄を見た時に、これは2Dでも3Dでも表現できると思いました。2Dとしてはテキスタイル、3Dとしてはガラスや陶器に応用しました。素材や用途は違いますが、同じ柄で揃えらるというのが魅力です」というのは、2015年よりクリエイティブディレクターに起用され、副社長を兼務するデイビッド・アンデルセン。
デイビッドはファッションデザイナー出身。デンマーク王室などのデザイナーを務めた経験もあり、デザイン性だけでなく、環境保護や持続可能な生産、サスティナビリティの功績からも数多くの賞を受賞している。現在、ローゼンダール社 コペンハーゲンのほか、ホルムガードやカイ・ボイスン デンマークなどのクリエイティブディレクションを行う。
これらナナ・ディッツェルシリーズのほかに、食器やワイングラスなど、さまざまなシリーズが登場する。創業当時のデザイン哲学はそのままに、新たな視点で展開される新コレクションは、現代のライフスタイルに寄り添ってくれる。
〈NOMAD〉
TEL 03 6407 1073
