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累計116万人動員の大人気展覧会が再来! デザインを動詞で捉える、『デザインあ展neo』開催中。
DESIGN

累計116万人動員の大人気展覧会が再来! デザインを動詞で捉える、『デザインあ展neo』開催中。

『カーサ ブルータス』2025年6月号より

| Design | a wall newspaper | photo_Masanori Kaneshita   text_Mariko Uramoto

累計116万人を動員した人気展覧会がパワーアップ! デザインの魅力を体感できる仕掛けが盛りだくさんです。

第1展示室で出迎えるのは、天井から吊り下げられた巨大な「あ」の文字。その下には「はかる」や「すわる」など日常生活に存在するさまざまな「動詞」にまつわるアイテムが。
第1展示室で出迎えるのは、天井から吊り下げられた巨大な「あ」の文字。その下には「はかる」や「すわる」など日常生活に存在するさまざまな「動詞」にまつわるアイテムが。
デザインスタジオYOYの《るてす》は天井に設置されたゴミ箱に重力にさからってゴミ袋を捨てる体験ができる装置。
デザインスタジオYOYの《るてす》は天井に設置されたゴミ箱に重力にさからってゴミ袋を捨てる体験ができる装置。
第1展示室で出迎えるのは、天井から吊り下げられた巨大な「あ」の文字。その下には「はかる」や「すわる」など日常生活に存在するさまざまな「動詞」にまつわるアイテムが。
デザインスタジオYOYの《るてす》は天井に設置されたゴミ箱に重力にさからってゴミ袋を捨てる体験ができる装置。
過去2期行われた『デザインあ展』がバージョンアップし、『デザインあ展neo』としてカムバック。子どもだけでなく、大人のファンも多い大人気の企画展。展覧会の総合ディレクターを務める佐藤卓は、3期目の開催に向けて、意識したことがあるという。

「1、2期目の延長線ではなく、いい意味で裏切りが必要ではないかと。チームで話し合い、前回同様の“モノ “ではなく“動詞” に焦点を当てることにしました。というのも、日常の動作はデザインと密接につながっているからです」

展示室では、歩く、座る、食べるといった動詞がグループごとに分けられ、パーフェクトロン、プラプラックス、岡崎智弘といったクリエイターたちがユニークな作品を披露。鑑賞者は体を動かしつつ、生活に溶け込んだデザインに気づき、そのおもしろさに触れる。
身近な道具がちりばめられた《イントロダクション〜動詞の庭》。勝手にスリッパが動き出したり、メジャーが伸び縮みしたりして、人間の日常の動きが浮かび上がる。
身近な道具がちりばめられた《イントロダクション〜動詞の庭》。勝手にスリッパが動き出したり、メジャーが伸び縮みしたりして、人間の日常の動きが浮かび上がる。
窓から東京の絶景が広がる廊下には、間隔の違う横断歩道のシマシマが3つ。正しい横断歩道はどれだろう?
窓から東京の絶景が広がる廊下には、間隔の違う横断歩道のシマシマが3つ。正しい横断歩道はどれだろう?
身近な道具がちりばめられた《イントロダクション〜動詞の庭》。勝手にスリッパが動き出したり、メジャーが伸び縮みしたりして、人間の日常の動きが浮かび上がる。
窓から東京の絶景が広がる廊下には、間隔の違う横断歩道のシマシマが3つ。正しい横断歩道はどれだろう?
「会場は地上45階にある約1500平米の大空間。空間の力は強大なので、作品が負けないようにするのも挑戦でした。天高15mの展示室や、窓ガラス越しに東京の絶景を見渡せる展示空間もあります。子どもたちが外の景色に夢中になって、展示そっちのけにならないように(笑)、どういう体験を用意すべきかみんなで考えました」

子どもの興味を引くことは番組を作る上でも大事にしてきた。

「子どもは正直ですから、理屈抜きでおもしろいかを判断します。だから、作る側もピュアにおもしろさを追求してないと。僕は番組や展覧会の打ち合わせで様々なクリエイターからアイデアを見せてもらいますが、それがもう楽しくて仕方ない。きっと、仕事だと割り切ってやっていたら、つまらないものしか生まれないでしょうね」
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