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日々の暮らしがデザインスタジオ〈FRAMA〉のヒント|デンマーク【北欧各国、クリエイターの住まい】

『カーサ ブルータス』2024年1月号より

| Design | 北欧各国、クリエイターの住まい | photo_Maya Matsuura   text_Chieko Tomita

北欧を拠点に活躍するクリエイターは、どんな部屋に暮らしているのか。インテリアデザイナーからブランドのファウンダー、ギャラリストまで、北欧各都市、今をときめくクリエイターたちの部屋を訪ね、ドキュメントしました。

今回は、ここ数年で最も著名な北欧発のインテリアレーベルとなった〈フラマ〉のクリエイティブディレクターのニルスさんの住まいを訪ねる。自身の暮らしそのものが創造性を喚起するという。

Area:コペンハーゲン
Size:125平米
Type:アパート
玄関入ってすぐのリビング。テーブルはスウェーデンの1930年代のヴィンテージで、デヴィッド・ローゼンがデザインしたもの。
玄関入ってすぐのリビング。テーブルはスウェーデンの1930年代のヴィンテージで、デヴィッド・ローゼンがデザインしたもの。
ヴィンテージ家具好きの母親の影響で、幼い頃から北欧デザインに興味を持っていたニルスさん。デザインブランド〈フラマ〉を設立したのは2011年のこと。現在では家具からフレグランスまで扱うほど大きな存在に成長した。

ニルスさんの住まいは、コペンハーゲンの住宅地、ウスタブロの集合住宅の1階。素朴でピュアなフォルムをDNAとする〈フラマ〉のデザインに通じるインテリアだった。

「以前は時計店だったそうです。壁紙をはがしてグリーンの外壁用ペイントを施したらラフなニュアンスになりました」
外壁用のグリーンのペイントを一部に塗ったダイニング。椅子はフレデリック・グスタフの《45チェア》、テーブルは《ラブテーブル》で、フラマ・スタジオのデザイン。
外壁用のグリーンのペイントを一部に塗ったダイニング。椅子はフレデリック・グスタフの《45チェア》、テーブルは《ラブテーブル》で、フラマ・スタジオのデザイン。
家具は〈フラマ〉のプロダクトをメインに、アルヴァ・アアルトの《アームチェア45》、ボーエ・モーエンセンの《BM 61 Chair》などを組み合わせている。デザインに対する情熱のルーツは椅子とするニルスさんらしく〈トーネット〉のヴィンテージ、道で拾って座面を張り替えたパイプ椅子などが、バランスよく並んでいる。
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