DESIGN
【今週の花と器】チョコレートコスモスと〈イッタラ〉の《スノーキャッスル ベース》|2月
February 12, 2024 | Design | casabrutus.com | photo_Shusaku Yoshikawa text_styling_Yumi Nakata text_Yoshikatsu Yamato
2月2週目の担当は、ショップを持たないアトリエスタイルの花屋〈フィオーレ・ソフィッタ〉で活動する三嶋春菜さんです。大切な友人や恋人、家族にチョコレートを渡すバレンタインの時期に提案するのは、ほんのりとチョコレートの香りがするコスモス。北欧を代表するデザイナー、オイバ・トイッカがデザインしたガラスの器と花びらの質感をリンクさせながら、1種類のお花を印象的なシルエットで飾る方法を教えてもらいました。
バレンタインにぴったりなお花といえば、チョコレートコスモスです。「まさに!」なチョイスですが、プレゼントは、それを選んだ理由があまりにもストレートで分かりやすいと、かえってユーモアが感じられるような気がします。 誰かに花束を贈るのを、キザかな? とためらう方もいるかもしれませんが、記念の日やイベントがある日は思い切っちゃってもいいんじゃないか、と思いますね。とはいえ、赤いバラの花束は、関係性とタイミングによっては、押しつけがましくなってしまうかもしれない。バラにはバラにしかない華やかさがあり、それがいい場面もありますけどね。今年のバレンタインは、チョコではなくチョコレートコスモスの花束をプレゼントにしてみる。これくらいが、丁度いいひねり加減だと思いませんか?(笑)
1種類の花を部屋に飾るときに花器がいくつかあるなら、複数の器に分けて飾るのもいいと思います。そこで、茎が垂れていく形を活かして、白いほうは横に伸びるシルエットにしました。茎を隠すように花が連続しているので茎のグリーンがあまり見えず、白と赤のミニマルな構成になっています。小さなほうの器には、花びらで器に蓋をするイメージで1本入れ、その花びらの隙間に、他の茎を差し込むようにして長めのものを活けました。こうすることで、茎が引っかかり、器から花が出てしまわないようにしています
今回の器は、ころんとした丸い部分など、アクセントになるパーツはあるけれど全体が同素材で出来ています。ガラスは光を透過するので、陶器にはない軽やかな雰囲気がありますね。チョコレートコスモスは、花びらと花の中心が同じ色でワントーンなのも可愛い。花と器、それぞれに統一感があり、マットな質感同士ということでリンクしていったように思います。
1種類の花を部屋に飾るときに花器がいくつかあるなら、複数の器に分けて飾るのもいいと思います。そこで、茎が垂れていく形を活かして、白いほうは横に伸びるシルエットにしました。茎を隠すように花が連続しているので茎のグリーンがあまり見えず、白と赤のミニマルな構成になっています。小さなほうの器には、花びらで器に蓋をするイメージで1本入れ、その花びらの隙間に、他の茎を差し込むようにして長めのものを活けました。こうすることで、茎が引っかかり、器から花が出てしまわないようにしています
今回の器は、ころんとした丸い部分など、アクセントになるパーツはあるけれど全体が同素材で出来ています。ガラスは光を透過するので、陶器にはない軽やかな雰囲気がありますね。チョコレートコスモスは、花びらと花の中心が同じ色でワントーンなのも可愛い。花と器、それぞれに統一感があり、マットな質感同士ということでリンクしていったように思います。
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