DESIGN
【今週の花と器】アマランサスと〈オード コペンハーゲン〉の《スタンスベース》|11月
November 13, 2023 | Design | casabrutus.com | photo_Yuki Kumagai styling_Yumi Nakata text_Yoshikatsu Yamato
11月2週目の担当はギャラリーを併設した外苑前の花屋〈ボイス〉のオーナー香内斉さん。垂れさがり、ゆるやかにうねるアマランサスは、秋の風情に馴染む深みのあるパープル。直線的な器に活けることで、その浮遊感が引き立ちます。金属の硬質な直線と、植物の揺らぎを対比させるアイデアをはじめ、一輪挿しの器を使うときの花選びのコツや飾り方を教えてもらいました。
アマランサスは、浮遊感がいいんですよね。この動きのあるシルエットを、すっと伸びる直線のシルエットを対比させることで際立たせました。直線的な金属から感じられる重さや硬い印象と、ボール状のふわふわとした花にもコントラストがある。こっくりとして深みのある色合いの花ですが、葉っぱのグリーンは明るくて軽やか。秋らしさはありながらも、重たくない雰囲気になったように思います。
今回は、高さ違いの二つの器を使い、花の長さを変えて活けています。短い方には2本入れ、リズムを出しています。台座があるので安定感がありつつも、細長い器のフォルムは場所を取らないので飾りやすい。食卓の真ん中に立てたり、飾り棚に置いたり。ペンダントライトの真下や、スポットライトが当たる場所に置いて印象的に見せてもいいでしょうね。
アマランサスは茎が柔らかく、少ない水でもピンとしています。今回の器の場合は、水をたっぷり入れるのではなく、切り口から3cmくらいで十分。そういった観点でもアマランサスがぴったりだなと。日常のなかで花を楽しむとき、水があまり入らないこういった器に活けるときは、「一輪挿しの器に活けようと思っているんですけど」と、花屋さんに相談してみるのもいいかもしれません。黒はどんな色の花にも合ってくれますね。可愛らしい花であってもシックに仕上がる。ほどよく緊張感を感じる見た目の器は空間を引き締めてくれます。
今回は、高さ違いの二つの器を使い、花の長さを変えて活けています。短い方には2本入れ、リズムを出しています。台座があるので安定感がありつつも、細長い器のフォルムは場所を取らないので飾りやすい。食卓の真ん中に立てたり、飾り棚に置いたり。ペンダントライトの真下や、スポットライトが当たる場所に置いて印象的に見せてもいいでしょうね。
アマランサスは茎が柔らかく、少ない水でもピンとしています。今回の器の場合は、水をたっぷり入れるのではなく、切り口から3cmくらいで十分。そういった観点でもアマランサスがぴったりだなと。日常のなかで花を楽しむとき、水があまり入らないこういった器に活けるときは、「一輪挿しの器に活けようと思っているんですけど」と、花屋さんに相談してみるのもいいかもしれません。黒はどんな色の花にも合ってくれますね。可愛らしい花であってもシックに仕上がる。ほどよく緊張感を感じる見た目の器は空間を引き締めてくれます。
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