DESIGN
南部鉄器の老舗〈釜定〉の新作展が東京と盛岡で開催中。盛岡の巨匠建築ツアーも。
October 7, 2023 | Design, Architecture, Travel | casabrutus.com | text_Rie Nishikawa editor_Keiko Kusano
現代の暮らしに沿った南部鉄器を提案してきた〈釜定〉が、自然界の不思議なかたち「結晶」と「あかり」をテーマに新作を2会場で展示。また同時に辰野金吾や丹下健三など、巨匠建築と釜定をめぐる盛岡ツアーを開催。世界に注目される盛岡の魅力を発信する。
米NYタイムズ紙が発表した「今年行くべき52か所」で、イギリス・ロンドンに次いで2番目に紹介された、岩手県盛岡市。そんな盛岡を代表する伝統工芸品が南部鉄器だ。歴代の南部藩主に保護され、400年の歴史を刻んできた。
〈釜定〉は1908年に創業、昔ながらの製法を守りながら、現代の生活になじむモダンデザインの南部鉄器をつくり続けている。今回は、初の照明器具と代表の宮伸穂さんが長年かたちにしたかった、結晶のプロダクトを発表する。
〈釜定〉は1908年に創業、昔ながらの製法を守りながら、現代の生活になじむモダンデザインの南部鉄器をつくり続けている。今回は、初の照明器具と代表の宮伸穂さんが長年かたちにしたかった、結晶のプロダクトを発表する。
今までやったことがないデザイン手法とモデリング技術、鋳造技術の難易度挑戦と初めてだらけの企画となったという。新作《結晶箱》は長年関心を持ち続けていた鉱物結晶のかたちがモチーフだ。また新作のペンダント照明を含め、行灯・燭台から照明まで、南部鉄器とあかりを巡る展示が行われる。
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