DESIGN
久々! 野村訓市のアップル発表会レポート。
September 14, 2023 | Design | casabrutus.com | text_Kunichi Nomura
2019年以来のフルスケールの開催となった9月12日のApple Eventを野村訓市がレポート! 2014年以来、コロナ禍の2年を除いて毎年訪れているからこそ見えてくる、アップルの変化。そして「機能じゃなくて素材、デザイン」で欲しいと感じたアイテムとは?
去年、世界各地からのメディアを集めてコロナの発生以来、初めて対面式のKeynote(基調講演)が行なわれて1年、今年は2019年以来のフルスケールの開催となった。初めてKeynoteを訪れたのが2014年のことだった。まだ現在の本社も、プレゼンテーションが行われる〈スティーブ・ジョブズ・シアター〉もなく、毎年開催の場所は変わり、今年のiPhoneのデザインはどう変わるのか? 新しいプロダクトは発表されるのか? と噂やガセネタが飛び交い、独特の熱気を放っていた。それから10年、コロナ禍でスキップされた2回も除けば、毎年訪れてきた。ジョブズの残り香がまだ強く残っていた時代から、デザイナーだったジョナサン・アイブの影響が強かった時代、本社がマザーシップとも呼ばれる現在に移り、毎年同じ場所で開催されるようになった時代、そしてオンラインで開催されたコロナの時代と、振り返ればKeynoteもずいぶんとその形を変えてきた。訪れる度に会う本社の人たちも去年でだいぶ入れ替わった。これからの新しいアップルはどこへ向かうのか、そんなことを感じに行く気分で2泊4日の弾丸強行ツアーへと向かう。
2017年、新たに出来た〈スティーブ・ジョブズ・シアター〉を野村が訪れた際のムービー。
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