DESIGN
ミラノサローネ2023で見つけた、次世代のシーンを作る注目の照明10。
July 7, 2023 | Design | casabrutus.com | text_Hiroe Tanita
『ミラノサローネ国際家具見本市2023』にて、4年ぶりの通常開催となった『エウロルーチェ(国際照明見本市)』。照明関連のブランドのみが出展するこのイベントに、今年も時代を牽引していく照明たちが集結した。多数のブランドの中から、次世代のシーンを作るであろう10のブランドを紹介します。
『ミラノサローネ国際家具見本市2023』は、『エウロルーチェ(国際照明見本市)』の年。通常の家具見本市が開催されているホールとは別に、照明関連のブランドだけが出展する場が2年に一度設けられる。その影響もあって、“フォーリサローネ”と呼ばれるミラノ市内の会場にも、照明ブランドや照明をモチーフにした展示が数多く開かれた。4年ぶりに通常開催となった『エウロルーチェ』のホールはもちろんのこと、ミラノ全体が時代を牽引していく照明で溢れ、それぞれ特徴ある発信で注目を集めていた。その中から、厳選の10ブランドを紹介する。
1.カッシーナ|イームズからスタルクまで注目のデザインが集結!
2023年に、巨匠建築家たちの名作家具を復刻する〈イ・マエストリ・コレクション〉が50周年を迎える〈カッシーナ〉から、ライティングコレクションが発表された。初回カタログに名を連ねるデザイナー陣は、トビア・スカルパ、フィリップ・スタルク、リンデ・フレイヤ・タンゲルダー、パオロ・ウリアンなど。カッシーナが考える”光”を実現するべく、精鋭たちの名作が揃った。
このコレクションの発端は、〈カッシーナ〉がチャールズ&レイ・イームズの照明デザインに出会ったことからという。イームズ夫妻のデザインに、カッシーナの描くモダニズムが共鳴したということだ。2024年に初の〈イームズライティングコレクション〉も発表されるということで、今回はそのプロローグ的に、イームズの名作《Galaxy》のプロトタイプが、市内の〈カッシーナ〉のショップと、〈イ・マエストリ・コレクション〉の50周年を記念したインスタレーション『Echoes, 50 years of iMaestri』で展示された。
このコレクションの発端は、〈カッシーナ〉がチャールズ&レイ・イームズの照明デザインに出会ったことからという。イームズ夫妻のデザインに、カッシーナの描くモダニズムが共鳴したということだ。2024年に初の〈イームズライティングコレクション〉も発表されるということで、今回はそのプロローグ的に、イームズの名作《Galaxy》のプロトタイプが、市内の〈カッシーナ〉のショップと、〈イ・マエストリ・コレクション〉の50周年を記念したインスタレーション『Echoes, 50 years of iMaestri』で展示された。
家具と同様に住空間のビジョンも豊かに、そして幅広くライフスタイルを提案していくために、今後も照明のコレクションを積極的に拡大していくという。
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