DESIGN
【今週の花と器】ポピーと〈トーマスアイク〉の《ウォーターカラフェ》|4月
April 3, 2023 | Design | casabrutus.com | photo_Yuki Kumagai text_Yoshikatsu Yamato styling_Yumi Nakata
4月1週目の担当は、ギャラリーを併設した外苑前の花屋〈ボイス〉のオーナー、香内斉さん。土の中で準備を続けてきた植物が、芽を出す春。生活に思いがけない進展を期待する心持ちで、蕾が開くまで花びらの色がわからないポピーを楽しんでみませんか。まるで生き物のような佇まいの陶磁器に横向きに活けるコツも教えてもらいました。
蕾の状態では花の色がわからない。だから、どんな色の花が咲くのか楽しみになる。それがポピーの魅力だと思います。ギュッとした蕾にはうぶ毛が生えていて毒っ気がある。気温次第なところもありますが、花はだいたい3日で開きます。まるっこい蕾がだんだん裂けて、繊細な花びらが大きく広がる。薄紙のように透け感がある花びらは、軽やかな色合いで春らしいですね。
飾るときは、デリケートな花びらが重ならないように長さを変えました。蕾を前に出したのは、咲いたときに他の花に干渉しないようにするのと、視覚的なアクセントにするためですね。
今回の器は、くびれている部分を見せるために横向きがいいと思いました。たとえば、出窓だったり棚の上にかちっとオブジェとして置く感覚です。後ろ側にボリュームがあるので、ポピーなど大きめの花だとバランスが取りやすい。個性的な形ですが色は白なので、トゥーマッチにならず、カラフルな花が合わせやすい器だと思います。
飾るときは、デリケートな花びらが重ならないように長さを変えました。蕾を前に出したのは、咲いたときに他の花に干渉しないようにするのと、視覚的なアクセントにするためですね。
今回の器は、くびれている部分を見せるために横向きがいいと思いました。たとえば、出窓だったり棚の上にかちっとオブジェとして置く感覚です。後ろ側にボリュームがあるので、ポピーなど大きめの花だとバランスが取りやすい。個性的な形ですが色は白なので、トゥーマッチにならず、カラフルな花が合わせやすい器だと思います。
●今週の花:ポピー
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