
DESIGN
アップルのスマートスピーカー《HomePod》“上下左右前後”から音が届く、圧倒的音響体験。
June 24, 2023 | Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
第2世代となって新たに発売した、アップルのスマートスピーカー《HomePod》。まるで空間全体に音源が散らばったような、圧倒的な音楽体験。ミニマルを極めたデザイン。そして他のアップル製品とシームレスに連動するユーザビリティ…。あらゆる面において、このスピーカーはユーザーの暮らしに穏やかに溶け込みながら、日常に革新をもたらす。
・居住空間において感じられる、空間的な音響の新たなステージ。
《AirPods MAX》や《AirPods Pro》などのヘッドホンで「空間オーディオ」を聴いたことがある人ならばよくわかる、上下左右前後から音が発せられて、聞く者をめがけて鮮やかに、立体的に届く体験。ステレオペアで設置した《HomePod》による音響体験は、それらが居住空間においても実現したような感覚だ。
ポイントとなるのは、《HomePod》が備える「室内検知テクノロジー」。第2世代となりさらに精度の高まったこのテクノロジーは、その名の通り、《HomePod》を設置した室内の環境を的確に検知する。壁はどちらの方向にあるか、どれだけ離れているか。あるいは、天井はどのように広がり、家具がどこに置かれているか──そうした室内のコンディションに応じて、サウンドをリアルタイムで調整。「直接音」と「周囲音」とを分離して、空間に立体的に放つ。
ボーカルの声は聴く者に対してまっすぐ&クリアに届かせ、反してベース音を始めとした楽器演奏は、あえて壁や天井など周囲に広げることで、空間的に響かせる──最も簡単な例を挙げるならば、こういうことだ。文章にして書けば簡単なそれらのことは、しかし驚くほど新鮮な体験を、ユーザーに与える。さらに、「Dolby Atmos」対応の映画を視聴する際には、その驚きは一層大きなものになる。例えば『トップガン マーヴェリック』の序盤、戦闘機が空母を離着陸するシーンにおいては、壮大なテーマ曲が空間に響き渡る中、エンジン音が右から左へと走り抜ける。クルーたちの掛け声が背後から響いたかと思えば、カットの切り替わりとともに、その返事が反対方向へと響いていく…。
《AirPods MAX》や《AirPods Pro》などのヘッドホンで「空間オーディオ」を聴いたことがある人ならばよくわかる、上下左右前後から音が発せられて、聞く者をめがけて鮮やかに、立体的に届く体験。ステレオペアで設置した《HomePod》による音響体験は、それらが居住空間においても実現したような感覚だ。
ポイントとなるのは、《HomePod》が備える「室内検知テクノロジー」。第2世代となりさらに精度の高まったこのテクノロジーは、その名の通り、《HomePod》を設置した室内の環境を的確に検知する。壁はどちらの方向にあるか、どれだけ離れているか。あるいは、天井はどのように広がり、家具がどこに置かれているか──そうした室内のコンディションに応じて、サウンドをリアルタイムで調整。「直接音」と「周囲音」とを分離して、空間に立体的に放つ。
ボーカルの声は聴く者に対してまっすぐ&クリアに届かせ、反してベース音を始めとした楽器演奏は、あえて壁や天井など周囲に広げることで、空間的に響かせる──最も簡単な例を挙げるならば、こういうことだ。文章にして書けば簡単なそれらのことは、しかし驚くほど新鮮な体験を、ユーザーに与える。さらに、「Dolby Atmos」対応の映画を視聴する際には、その驚きは一層大きなものになる。例えば『トップガン マーヴェリック』の序盤、戦闘機が空母を離着陸するシーンにおいては、壮大なテーマ曲が空間に響き渡る中、エンジン音が右から左へと走り抜ける。クルーたちの掛け声が背後から響いたかと思えば、カットの切り替わりとともに、その返事が反対方向へと響いていく…。
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