DESIGN
【今週の花と器】チューリップと〈ジョージ ジェンセン〉の《アルフレド ヴェース》|3月
March 8, 2023 | Design | casabrutus.com | photo_Kiyoe Ozawa text_Yoshikatsu Yamato styling_Yumi Nakata
3月2週目の担当は、祐天寺にある花屋〈チビ〉を営む芳賀規良さん。春に咲く花の代表格ともいえるチューリップは、日の当たる方向や気温差によって花びらの開き方や茎の向きを変えます。みずみずしいグリーンの花器に一種類でばさっと活けて、春の勢いを感じるアレンジをしてみませんか。
チューリップは自由気ままに動くのがいいんです。1日で1センチほど茎が伸びるので、見ていて楽しい。部屋の気温や日当たりに影響されて、茎、葉、花が変化していきます。品種は沢山ありますが、春にさしかかる3月には直球のピンクを選びました。
12本を器に対して斜めに入れて片方に寄せています。明日になれば、あっちを向いたり、こっちを向いたりする。12本それぞれが自由に動き出し、奥行きが生まれてきます。はじめからバラバラの向きに活けてしまうと奔放な動きとの差が出ないので、最初は揃えるのがいいと思います。
室内の温度次第で、だんだんと、または一気につぼみが開き、茎は下向きにカーブを描いたり葉がたわんだり、花は反り返るように咲いたり。夜になると開いていた花が閉じることもあり、ちょっとした時間の経過で変化します。「こういうバランスで飾りたい」と意図してもチューリップは思い通りにならない。そこがいいんです。
12本を器に対して斜めに入れて片方に寄せています。明日になれば、あっちを向いたり、こっちを向いたりする。12本それぞれが自由に動き出し、奥行きが生まれてきます。はじめからバラバラの向きに活けてしまうと奔放な動きとの差が出ないので、最初は揃えるのがいいと思います。
室内の温度次第で、だんだんと、または一気につぼみが開き、茎は下向きにカーブを描いたり葉がたわんだり、花は反り返るように咲いたり。夜になると開いていた花が閉じることもあり、ちょっとした時間の経過で変化します。「こういうバランスで飾りたい」と意図してもチューリップは思い通りにならない。そこがいいんです。
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