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古今東西 かしゆか商店【雛のつるし飾り】

『カーサ ブルータス』2023年3月号より

| Design | KASHIYUKA’s Shop of Japanese Arts and Crafts | photo_Keisuke Fukamizu   hair & make-up_Masako Osuga editor_Masae Wako

日常を少し贅沢にするもの。日本の風土が感じられるもの。そんな手仕事を探して全国を巡り続ける、店主・かしゆか。今回、雛祭りの季節に合わせて訪ねたのは静岡県の伊豆稲取。娘や孫の幸せを願って作る「つるし飾り」と出会いました。

小さな人形を段飾りの脇につるす「雛のつるし飾り」は、河津桜でも有名な東伊豆にある伊豆稲取の手仕事。風習を伝える〈絹の会〉を訪ねたかしゆか店主。「子どもの未来を思う願いの形に、かけがえのない愛を感じます」
小さな人形を段飾りの脇につるす「雛のつるし飾り」は、河津桜でも有名な東伊豆にある伊豆稲取の手仕事。風習を伝える〈絹の会〉を訪ねたかしゆか店主。「子どもの未来を思う願いの形に、かけがえのない愛を感じます」
桃の節句といえば、思い浮かぶのはお雛様とお内裏様が並ぶ段飾り。

でも実は、こんなに愛らしい文化が江戸時代から伝わっていたことを、全国を巡るようになって初めて知りました。桃、猿、兎、南天の実。カラフルな布の飾りが、赤い糸でつるされています。
Purchase No. 58【雛のつるし飾り】人形をつるして幸せを願う小さな手縫いの雛飾り。
Purchase No. 58【雛のつるし飾り】人形をつるして幸せを願う小さな手縫いの雛飾り。
「雛のつるし飾りは、孫や子どもの初節句の際、ひな壇の両脇につるす人形飾りです。健康で幸せにと願いながら、お母さんやおばあちゃんが手作りするんですよ」

と話すのは静岡の伊豆稲取にある〈絹の会〉の森年永さん。ここでは地元の主婦の方たちによる製作を、一年を通して行っています。
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