全国3か所の髙島屋にて、北欧デザイン展が開催。
『カーサ ブルータス』2023年3月号より
February 9, 2023 | Design, Art | PR | photo_Kentaoros Yasunaga Yukinori Otsuka text_Wakako Miyake
Photo Gallery写真ギャラリー
デンマークのハンス・J・ウェグナーによる《ピーコックチェア》。背の形が孔雀の羽を広げたように見えるところから、友人かつライバルだったフィン・ユールによって名づけられた。ルーツは英国のウィンザーチェア。
フィンランドのタピオ・ヴィルカラによる花器《ボッレ》シリーズ。1966年に発表されたもので、イタリア語で”泡”を意味する。別々に吹いたガラスをひとつに合わせて成形するインカルモ技法が用いられている。
デンマークのデザイナー兼彫刻家であるイェンス・クイストゴーのカトラリー《トルン》。スウェーデンの島の名前からのネーミングで、織田憲嗣いわく「世界で最も美しいカトラリンス・クイストゴーのカトラリー《トルン》。スウェーデンの島の名前からのネーミングで、織田憲嗣いわく「世界で最も美しいカトラリーではないか」とのこと。
DECK CHAIR by Kaare Klint
デンマークのコーア・クリントが、日本橋髙島屋が生まれた1933年に、大型客船のデッキで使われていたものをリデザイン。シート前部を支える脚部は座面の中にしまわれ、同じ曲率の各部材もコンパクトに折り畳まれる。
デンマークのコーア・クリントが、日本橋髙島屋が生まれた1933年に、大型客船のデッキで使われていたものをリデザイン。シート前部を支える脚部は座面の中にしまわれ、同じ曲率の各部材もコンパクトに折り畳まれる。
TOY SOLDIER by Kay Bojesen
デンマークのカイ・ボイスンによる木製玩具。赤い上着と青いズボンのこちらはデンマーク王室の近衛兵をモデルにしたもの。高さ126㎝のラージサイズは、1954年当時にも製品化されていた。この作品は復刻品。
デンマークのカイ・ボイスンによる木製玩具。赤い上着と青いズボンのこちらはデンマーク王室の近衛兵をモデルにしたもの。高さ126㎝のラージサイズは、1954年当時にも製品化されていた。この作品は復刻品。
STONEWARE TEAPOT by Gunnar Nylund
グンナール・ニールンドのティーポット。籐巻きの持ち手にふっくらとしたボディ、細い注ぎ口など、東洋の急須を思わせるフォルムで、幅広い国の焼き物から着想を得ているのも、彼の作品の特徴のひとつ。
グンナール・ニールンドのティーポット。籐巻きの持ち手にふっくらとしたボディ、細い注ぎ口など、東洋の急須を思わせるフォルムで、幅広い国の焼き物から着想を得ているのも、彼の作品の特徴のひとつ。
STONEWARE BOWL by Gunnar Nylund
グンナール・ニールンドはフィンランド人の父とデンマーク人の陶芸家の母の下に生まれた。デンマークとスウェーデンの製陶所で制作。作品は両国の陶芸の特徴を備える。写真の鉢は自身の工房〈SAXBO〉のもの。
グンナール・ニールンドはフィンランド人の父とデンマーク人の陶芸家の母の下に生まれた。デンマークとスウェーデンの製陶所で制作。作品は両国の陶芸の特徴を備える。写真の鉢は自身の工房〈SAXBO〉のもの。
GLOVE CHEST by Finn Juhl
デンマークのフィン・ユールが1961年に発表した小ぶりのチェスト。手袋好きだった夫人のためにデザインしたもので、引き出しの色がグラデーションに。フィン・ユールが亡くなるまで寝室で使用していた。
デンマークのフィン・ユールが1961年に発表した小ぶりのチェスト。手袋好きだった夫人のためにデザインしたもので、引き出しの色がグラデーションに。フィン・ユールが亡くなるまで寝室で使用していた。
TOY ANIMAL by Kay Bojesen
極めて珍しい、カイ・ボイスンによる麻縄の動物玩具。「ボイスンといえば、木製のモンキーが有名だが、いずれの作品も子どものみならず、大人の感性で見ても素晴らしいものである」と、織田。
極めて珍しい、カイ・ボイスンによる麻縄の動物玩具。「ボイスンといえば、木製のモンキーが有名だが、いずれの作品も子どものみならず、大人の感性で見ても素晴らしいものである」と、織田。
BIRD by Oiva Toikka
フィンランドのオイバ・トイッカによるバードシリーズから、ヴィヒレ ヒュイッパ(チドリ 緑)。今も〈イッタラ〉の職人がひとつひとつ手吹きで制作する。最初の作品は1972年のシエッポ(ヒタキ)。ガラス工房〈ヌータヤルヴィ〉で生まれた。
フィンランドのオイバ・トイッカによるバードシリーズから、ヴィヒレ ヒュイッパ(チドリ 緑)。今も〈イッタラ〉の職人がひとつひとつ手吹きで制作する。最初の作品は1972年のシエッポ(ヒタキ)。ガラス工房〈ヌータヤルヴィ〉で生まれた。
41 PAIMIO by Alvar Aalto
フィンランドのアルヴァ・アアルトの代表作。妻のアイノと共に1932年にパイミオのサナトリウムの建築と多くの家具を設計、デザインした。このモデルNo.41はそれらの中でも特に知られたデザイン。
フィンランドのアルヴァ・アアルトの代表作。妻のアイノと共に1932年にパイミオのサナトリウムの建築と多くの家具を設計、デザインした。このモデルNo.41はそれらの中でも特に知られたデザイン。
ASHTRAY by Rut Bryk
フィンランドのアーティスト、ルート・ブリュックによる《アッシュ・トレイ》。様々な押し型で模様をつけたり、顔料で色をつけた装飾的なデザイン。1960年代に盛んに作られ、裏側までレリーフが施されている。
フィンランドのアーティスト、ルート・ブリュックによる《アッシュ・トレイ》。様々な押し型で模様をつけたり、顔料で色をつけた装飾的なデザイン。1960年代に盛んに作られ、裏側までレリーフが施されている。
NATIONAL MUSEUM CABINET by Josef Frank
”富裕層のための様式”といわれた、スウェーデンのヨーゼフ・フランクのアールデコスタイルのキャビネット。「引き出しの取っ手に日本の箪笥を思わせる金具が用いられているのはジャポニスムの影響では」と、織田。
”富裕層のための様式”といわれた、スウェーデンのヨーゼフ・フランクのアールデコスタイルのキャビネット。「引き出しの取っ手に日本の箪笥を思わせる金具が用いられているのはジャポニスムの影響では」と、織田。
CHAMPAGNE by Jens H. Quistgaard
数多くのカトラリーを発表した、デンマークのイェンス・クイストゴー。その最初が、写真の1947年に誕生した《シャンパン》シリーズ。その後も《フィヨルド》など北欧にゆかりのあるシリーズがデザインされた。
数多くのカトラリーを発表した、デンマークのイェンス・クイストゴー。その最初が、写真の1947年に誕生した《シャンパン》シリーズ。その後も《フィヨルド》など北欧にゆかりのあるシリーズがデザインされた。
EASY CHAIR by Bendt Winge
世界で唯一、現存している希少な《イージーチェア》も、織田コレクションの中からお目見え。ノルウェーで最初のプロの家具デザイナーとして知られる、ベント・ヴィンゲのデザインによるもの。
世界で唯一、現存している希少な《イージーチェア》も、織田コレクションの中からお目見え。ノルウェーで最初のプロの家具デザイナーとして知られる、ベント・ヴィンゲのデザインによるもの。