DESIGN
元木大輔(DDAA LAB)が展覧会『Functional drawing』で描く、「リフレーミング」される物体と世界。
December 10, 2022 | Design, Architecture, Art | casabrutus.com | photo_Housekeeper text_Housekeeper
〈エンダースキーマ〉が営むオルタナティブスペース〈隙間〉にて、12月10日より元木大輔(DDAA LAB)の展覧会『Functional drawing』が開催される。日常にある何気ないもの=延長コードを「リフレーミング」し、新たな可能性を模索した展示作品は、私たちに世界への新たな視点を与えてくれる。
「リフレーミング」とは、元は認知心理学や社会心理学から生まれた言葉。視点を変えることで、対象にそれまでとは異なるポジティブな意味を与える手法だ。
元木は展覧会『Functional drawing』にて、延長コードを素材に、この「リフレーミング」の手法を用いた作品を展示する。2022年に〈E&Y〉が開催した展覧会『Thirty-six views』にて出品した作品《STOP MAKING SENSE》をもとにしたオブジェクト群だ。それぞれの延長コードは「額装」され、それによってコードが作り出す偶然的なドローイングが、何気ない日常のプロダクトと風景に、新たな視点と発見を与えてくれる。
元木は展覧会『Functional drawing』にて、延長コードを素材に、この「リフレーミング」の手法を用いた作品を展示する。2022年に〈E&Y〉が開催した展覧会『Thirty-six views』にて出品した作品《STOP MAKING SENSE》をもとにしたオブジェクト群だ。それぞれの延長コードは「額装」され、それによってコードが作り出す偶然的なドローイングが、何気ない日常のプロダクトと風景に、新たな視点と発見を与えてくれる。
元木は、展示作品についてこう語る。「これは、額装された延長コードだ。よく目にする部屋の隅で適当にくるくるとまるまっている配線が描く偶然のドローイング。これはただの延長コードなのか、ドローイングなのか。両方であって両方とも違う、曖昧で多義的な状態に魅力を感じている」
展覧会の舞台となるのは、ものづくりの過程に重きを置き、ジェンダーレスなプロダクトを提案するブランド〈エンダースキーマ〉によるオルタナティブスペース〈隙間〉。ブランドとアーティストの“物々交換”をテーマにした実験的な空間だ。
展覧会の舞台となるのは、ものづくりの過程に重きを置き、ジェンダーレスなプロダクトを提案するブランド〈エンダースキーマ〉によるオルタナティブスペース〈隙間〉。ブランドとアーティストの“物々交換”をテーマにした実験的な空間だ。
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