DESIGN
自由な発想で学んで遊べるデザイナーズパークが大阪に誕生。
『カーサ ブルータス』2022年9月号より
August 13, 2022 | Design | a wall newspaper | photo_Makoto Ito text_Mako Yamato
芦沢啓治と鈴野浩一。2人の建築家が手がけた想像性を培い五感を刺激する公園がオープンしました。
万博を控えて整備が進む大阪湾岸で、姿を一新してグランドオープンを果たしたのが〈大阪北港マリーナHULL〉。カフェダイニング、ホテルと整備されたなかでも注目すべきは、知り・学び・楽しむエデュテイメント型の公園〈PARK HULL〉だ。大阪湾を望む敷地は青と赤の色でグラフィカルに彩られ、ネット遊具やハンモック、砂場などの遊具が並ぶ。パレットやタイヤなどを使ったすべり台は、環境を意識しアップサイクルされたオブジェでもある。
デザインを手がけたのは芦沢啓治と鈴野浩一の2人の建築家。応用神経科学者の青砥瑞人も参画し、「自由な発想で遊ぶことで想像力を育てる」ことを体感する遊具とスペースを作り上げた。
「ディスカッションをするなかで、決められた遊びをするだけではなく、公園全体を使ってクリエイティブに遊んでもらえることを鍵として公園を作りたいと考えるようになりました。そのために苦心したのは子どもたちが楽しく回遊したり、好奇心をくすぐるための遊具の配置です。子ども目線で考えられているかを大切にしつつも、一緒に大人が楽しめることも意識しました。結果、大きなランドスケープデザインのなかに存在する公園であり、遊具が実現できたと考えています」と2人は振り返る。
「ディスカッションをするなかで、決められた遊びをするだけではなく、公園全体を使ってクリエイティブに遊んでもらえることを鍵として公園を作りたいと考えるようになりました。そのために苦心したのは子どもたちが楽しく回遊したり、好奇心をくすぐるための遊具の配置です。子ども目線で考えられているかを大切にしつつも、一緒に大人が楽しめることも意識しました。結果、大きなランドスケープデザインのなかに存在する公園であり、遊具が実現できたと考えています」と2人は振り返る。
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