さらなる進化を遂げた『あさひかわデザインウィーク』で家具の街、旭川、東川町の魅力に触れる。
September 1, 2022 | Design, Travel | casabrutus.com | photo_Yasushi Nagai text_Yoshinao Yamada
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この20年で製造販売されてきた旭川周辺の各社による椅子が並ぶ姿は壮観。いずれも実際に座って試すことができる。
2021年に開催された『国際家具デザインフェア旭川』のコンペ入選作品も展示。左は旭川を拠点とする下里修平によるラウンジチェア《フラン》。右はデザイナーの石橋忠人によるスチールパイプの脚が頂部の照明まで一体化したスツール《タブ》(写真はプロトタイプ)。〈カンディハウス〉が製品化に向け開発を進めている。
〈カンディハウス〉が、〈アクタス〉〈コクヨ〉、そしてデザイナーの倉本仁とともに開発した四者協業のワークチェア《フォー》。〈カンディハウス〉の立体的な造形で背もたれと座面の美しい形状が実現されている。
〈匠工芸〉は松岡智之による家具シリーズ「ファウン」を展示。写真の黒く塗装されたシリーズに加え、オーク、ウォルナットと材や色によって表情が豊かに異なることを提示した。また、新たにキャビネットが加わった。
これまでもプロダクトデザイナーの清水久和と子ども家具を発表してきた〈いさみや〉は、清水との新たなシリーズ「トーファニチャー」を展示。丸みを帯びた優しいラインを実現した木製家具のシリーズは、椅子、テーブル、オープンシェルフ、コートハンガー、鏡で構成される。
旭川市に工場をもつ〈アルフレックス〉は、パトリック・ノルゲによるソファ《ルイ》を展示。一般的なものよりもやや座面が高く、ボリュームのある背で身体をしっかりホールドするソファは、仕事中やリラックスタイムなどさまざまなシーンでの使用を実現する。
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