DESIGN
注目のライフスタイル誌、発信地はワルシャワでした。
September 13, 2016 | Design, Culture | a wall newspaper | photo & text_Housekeeper
ここ最近目立つ、ポーランドの首都ワルシャワ発のライフスタイル誌。雑誌の作り手に話を聞いてきました。
スタッフは全員20代の若手クリエイターです。
THISISPAPER
2013年に雑誌をスタート。年2回発行。アメリカ、ドイツ、イギリスなどで販売。日本でも〈代官山 T-SITE〉などで取り扱いあり。オリジナルの鞄は〈アクタス〉の《SLOW HOUSE》で購入可能。
洋雑誌好きなら一度は目にしたことがあるかもしれない『THISISPAPER』と『USTA』。この2誌がポーランドの首都ワルシャワで作られているのを知っていますか。ワルシャワって、条約機構の、旧共産圏? そんな暗くて寒そうな先入観を微塵も感じさせない誌面が気になって、作り手に会ってきました。
まず訪れたのは、近年ヒップなエリアとして若者が多く住むモトコフ地区の『THISISPAPER』編集部。元歯科病院を改装した建物には、彼らの運営するセレクトショップとオリジナルグッズを生産する工房が併設されており、彼らはここで雑誌とグッズ、それぞれの制作から販売までを行っている。活動に占める雑誌の立ち位置を創始者のズザンナに聞いた。
「最初はブログを書いていたんだけど、だんだんウェブとは違うスピード感で物語を紡ぎたいと思うようになって雑誌を始めたの。そして、ブログにはかなりの閲覧者がいたので、オンラインショップで鞄を売ることに。結果的にこの鞄とショップのおかげで私たちは広告を入れず、ブログ時代と同じように“伝えたいことを伝える”雑誌を作れているの。これからはワルシャワのデザインを世界に伝えていくためのデザインスタジオ的な活動にも挑戦したい。ご存じの通り、ワルシャワは悲しい歴史を持った“焼け野原”。新しいものを作りたい若い世代にとって、チャレンジしやすい環境だと思う」
まず訪れたのは、近年ヒップなエリアとして若者が多く住むモトコフ地区の『THISISPAPER』編集部。元歯科病院を改装した建物には、彼らの運営するセレクトショップとオリジナルグッズを生産する工房が併設されており、彼らはここで雑誌とグッズ、それぞれの制作から販売までを行っている。活動に占める雑誌の立ち位置を創始者のズザンナに聞いた。
「最初はブログを書いていたんだけど、だんだんウェブとは違うスピード感で物語を紡ぎたいと思うようになって雑誌を始めたの。そして、ブログにはかなりの閲覧者がいたので、オンラインショップで鞄を売ることに。結果的にこの鞄とショップのおかげで私たちは広告を入れず、ブログ時代と同じように“伝えたいことを伝える”雑誌を作れているの。これからはワルシャワのデザインを世界に伝えていくためのデザインスタジオ的な活動にも挑戦したい。ご存じの通り、ワルシャワは悲しい歴史を持った“焼け野原”。新しいものを作りたい若い世代にとって、チャレンジしやすい環境だと思う」
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