DESIGN
建物の記憶を閉じ込めた、隈研吾のガラス器。
September 14, 2016 | Design, Architecture | casabrutus.com | text_Hisashi Ikai editor_Akio Mitomi
〈富山市ガラス美術館〉などが入る富山市の複合施設〈TOYAMAキラリ〉。その開館1周年を記念したポエティックなアイテムを、隈研吾が監修した。
新国立競技場に続いて品川新駅と、2020年開催の東京オリンピックに向けて新設される2つの施設を引き受けている隈研吾。その隈が昨年手がけた富山市の複合施設〈TOYAMAキラリ〉の、開館1周年を記念してつくられたのが、このガラスの器《キクズ》だ。
地元のスギ材をふんだんに使用したルーバーが、2階から6階までを貫く吹き抜けに立ち並ぶ内観が印象的な〈TOYAMAキラリ〉。このキクズのなかに封印されているのは、まさしく〈TOYAMAキラリ〉の内装で使われているものと同じスギ材。
地元のスギ材をふんだんに使用したルーバーが、2階から6階までを貫く吹き抜けに立ち並ぶ内観が印象的な〈TOYAMAキラリ〉。このキクズのなかに封印されているのは、まさしく〈TOYAMAキラリ〉の内装で使われているものと同じスギ材。
キクズは隈が自身の設計をもとに監修をつとめており、楕円状をした「マル」と盃のような形の「サラ」の2種類が揃う。〈TOYAMAキラリ〉内の〈富山市立ガラス美術館ミュージアムショップ〉で販売中だ。