DESIGN
ヘザウィックスタジオの最新作は、1,000本の木に覆われたピクセル状の複合施設。
『カーサ ブルータス』2022年3月号より
February 18, 2022 | Design | window on the world | photo_Qingyan Zhu text_Housekeeper
中国・上海でアートの街として知られる「M50」エリア。その隣にトーマス・ヘザウィック率いる〈ヘザウィックスタジオ〉の最新作がお披露目された。
中国・安徽省の黄山がモチーフ。敷地も9mのグリッドに基づいている。photo_Studio SZ
柱上部のプランターには地元の植物を植栽。
1,000本以上の樹木と25万本以上の草木で覆われた複合施設〈1000 Trees〉だ。建物は立方体で構成されており、グリッドに沿って植栽が連なるさまはデジタル画面の「ピクセル」のよう。高層タワーが並ぶ街の景色に新たな変化が生まれた。
柱をあえて見せることで内部空間を開放した。
南側のファサードには、国内外の計16名のストリートアートが展示されている。
〈1000 Trees〉
600 Moganshan Road, Putuo District, Shanghai
