DESIGN
木の不完全さが美しい藤森照信のスツール。
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藤森照信が〈鸛庵〉のためにデザインしたスツールがエディションナンバー入りの99点限定で販売されます。
藤森照信が茅葺きを用いた最初で最後の作品〈鸛庵(こうのとりあん)〉(2012年)。オーストリアのライディングに佇むそのゲストハウスのために、自らデザインした《Fuji Stool》が日本国内向けに販売される。国産のクリとケヤキを用いて三重県大台町の家具職人・谷藤重美が99点限定で製作した。
〈鸛庵〉の製材時、藤森は通常使われない曲がりやひび割れのある木材に独特の美しさを見出したという。家具も天然素材の風合いを出すためあえて表面が削られている。それは自然の素材で作られたというより、「自然そのもの」を表している作品のようだ。
〈鸛庵〉の製材時、藤森は通常使われない曲がりやひび割れのある木材に独特の美しさを見出したという。家具も天然素材の風合いを出すためあえて表面が削られている。それは自然の素材で作られたというより、「自然そのもの」を表している作品のようだ。
『Fuji Stool designed by Terunobu Fujimori for the Storkhouse』
〈などや代々木上原〉
東京都渋谷区西原3-19-3。11月14日まで展覧会会場で先行販売。会期後、Three Travelersのサイト(https://www.3trvlrs.com)で販売。165,000円。
