DESIGN
石とガラスが融合した作品が話題。ラティティア・ジャケトンの日本初の個展が開催。
October 21, 2021 | Design, Art, Culture | casabrutus.com | photo_Takahiro Igarashi(520) text_Housekeeper
石と吹きガラスという異素材を組み合わせたフラワーベースが注目を集めるアーティストのラティティア・ジャケトン。日本初となる個展が2021年11月20日から開催。彼女の作品の魅力を体感できる貴重な機会だ。
吹きガラスと石を組み合わせた個性的な作品で、近年注目を集めるフランス人アーティスト、ラティティア・ジャケトン。2021年11月20日から11月24日まで、日本初となる個展「ラティティア・ジャケトン展」が〈FOOD FOR THOUGHT上原店〉で開催。
マルタン・マルジェラなどでファッションのキャリアを積み、パリのデパート〈ギャラリー・ラファイエット〉でアートディレクターを努めたラティティア・ジャケトンは、旅先の沖縄で吹きガラスに出会い、アーティストとしての道を志す。イタリア・ムラーノ島で吹きガラスの技術を習得し、現在はフランスとイタリアに工房を構え、制作を行う。
マルタン・マルジェラなどでファッションのキャリアを積み、パリのデパート〈ギャラリー・ラファイエット〉でアートディレクターを努めたラティティア・ジャケトンは、旅先の沖縄で吹きガラスに出会い、アーティストとしての道を志す。イタリア・ムラーノ島で吹きガラスの技術を習得し、現在はフランスとイタリアに工房を構え、制作を行う。
彼女の作品は、自ら世界各国で採取した石に、その形に合わせて吹いたガラスを組み合わせることで成り立つ。静的で重厚感のある石と、軽やかで躍動感のあるガラスという異なる素材が生むコントラストは、独創的な存在感を放ち、自然界の壮大なエネルギーや悠久の時の流れを感じさせる。
各国の土地の記憶を蓄積した石と、フランスやイタリアのガラスが融合したフラワーベースに、日本の草花を生ける。作家のアクションがなければ出会うことのなかったもの同士が共鳴し合うラティティアの作品は、コロナ禍で多くの人が失った「旅」を想起させる。
さまざまな思考やイマジネーションを与えてくれるラティティア・ジャケトンの作品に出会える、貴重な展覧会に注目だ。
各国の土地の記憶を蓄積した石と、フランスやイタリアのガラスが融合したフラワーベースに、日本の草花を生ける。作家のアクションがなければ出会うことのなかったもの同士が共鳴し合うラティティアの作品は、コロナ禍で多くの人が失った「旅」を想起させる。
さまざまな思考やイマジネーションを与えてくれるラティティア・ジャケトンの作品に出会える、貴重な展覧会に注目だ。
「ラティティア・ジャケトン展」
東京都渋谷区上原2-33-4 1F〈FOOD FOR THOUGHT上原店〉。2021年11月20日~11月24日。11時〜18時。※初日15時まで予約制。以降入場自由。予約は、公式サイトのチケット予約ページより。