DESIGN
プロの料理道具が勢揃い! 合羽橋〈釜浅商店〉がリニューアル。
August 10, 2020 | Design, Food | casabrutus.com | text_Rie Nishikawa editor_Keiko Kusano
創業112年、料理道具専門店〈釜浅商店〉がリニューアルオープン。プロが納得する本格的な道具で料理をランクアップしたくなります。
ずらりと並んだ包丁に、心を動かされない人はまずいないだろう。日本を代表する道具街、東京・合羽橋にある〈釜浅商店〉の庖丁売り場には和包丁、洋包丁、蕎麦切りなど、特殊な包丁が約60種類、1,000点以上並ぶ。
1、2階に庖丁売り場が入るビルは、建て替え新築されたもので、ブランドカラーである黒に統一。4階には、キッチンを備えたイベントスペースが誕生し、ポップアップレストランや料理道具に関するワークショップ、セミナーの開催も予定する。道を挟んだもう1棟のビルの1、2階は料理道具売場で、あわせて内装をリノベーション。新たな〈釜浅商店〉として8月7日にオープンした。
1、2階に庖丁売り場が入るビルは、建て替え新築されたもので、ブランドカラーである黒に統一。4階には、キッチンを備えたイベントスペースが誕生し、ポップアップレストランや料理道具に関するワークショップ、セミナーの開催も予定する。道を挟んだもう1棟のビルの1、2階は料理道具売場で、あわせて内装をリノベーション。新たな〈釜浅商店〉として8月7日にオープンした。
釜浅商店は「良い道具には、良い理(ことわり)がある」を理念に、“良理道具” との出会いを提供し、2018年にフランス、パリに初の直営店を開店。また〈D&DEPERTMENT TOKYO〉、サンフランシスコの〈Playmountain EAST〉内にインショップを展開する。
「よりわかりやすく、より丁寧に」がコンセプト。問屋では、プロの様々な要望に応えられるように商品が積まれ、素人が気軽に買い物するには難易度が高いが、新店舗はギャラリーのような、商品が際立つシンプルなデザインだ。
「よりわかりやすく、より丁寧に」がコンセプト。問屋では、プロの様々な要望に応えられるように商品が積まれ、素人が気軽に買い物するには難易度が高いが、新店舗はギャラリーのような、商品が際立つシンプルなデザインだ。
包丁売場の接客台のトップにはまな板素材が使われており、実際に刃をたてながら選ぶことが可能。包丁の種類や選び方が描かれたサインも親切だ。また料理道具売場には、釜をモチーフにした什器を配置する。
「丁寧にゆっくりと料理をすることで心が満たされ、幸せな時間が過ごせることを実感された方も多いのではないでしょうか。道具を通して、そんな時間や気持ちをもお伝えできるようにしたいと考えています」(4代目店主、熊澤大介)
合羽橋の新たなランドマークとなりそうだ。
合羽橋の新たなランドマークとなりそうだ。