DESIGN
新生サザビーズNYでかつてないアート体験を。
『カーサ ブルータス』2019年7月号より
June 8, 2019 | Design, Art, Travel | window on the world | photo_Brett Beyer text_Mika Yoshida & David G. Imber
〈サザビーズ〉のNY本社屋が劇的に生まれ変わった。
元は2階に分かれていたが中間の床を取り払い、高さ6mの巨大展示室に。前からあった柱も全容を現し、上質な存在感を放つ。
約8,400㎡もの面積に拡大した展示室は一般向けだけでも実に40室、全11階のうち4フロアを占める。空間ごとの素材や雰囲気、光の違いを味わいながら、名高い美術作品の数々を至近距離で鑑賞できるとは！ 設計したOMA NYを率いる重松象平にとって、アメリカ初の大規模なアートギャラリー。従来のオークションハウスの姿を超える、オープンで多様性豊かなアート・デスティネーションの誕生だ。
入口に入ると、奥の展示室に飾られた名画がパッと目に飛び込む。
