DESIGN
皆川 明×〈リチャード ジノリ〉、第5弾のテーマはフィレンツェ。
March 30, 2019 | Design | casabrutus.com | photo_Norio Kidera (still), Dario Garofalo (Italy) text_Aya Hasegawa styling_Fumiko Sakuhara
5月15日、〈リチャード ジノリ〉発祥の地である “花の都” フィレンツェが着想源となった、新作テーブルウェアが発売となる。
〈ミナ ペルホネン〉のデザイナー、皆川 明とイタリアの老舗陶磁器ブランド〈リチャード ジノリ〉による、新作テーブルウェアコレクション「フロレンティア」がお目見えする。5作目となる今回の「フロレンティア」は、1735年に〈リチャード ジノリ〉が開窯したフィレンツェの古の名「FLORENTIA」を冠したコレクションで、“花の都”を象徴するような花々が描かれている。
皆川は「フロレンティア」について、「フィレンツェをイメージして、花がお皿の中で泉となって湧き出るような世界を創った」とコメント。また、「〈リチャード ジノリ〉のブルーをイメージした」(皆川)、爽やかなブルーをまとったフラワーモチーフは、〈リチャード ジノリ〉の技を知り尽くした手描き部門のマエストロたちによって、外側に向かって開いて咲き誇るように描かれた。工房を訪れた際、皆川は、マスターペインターたちに、「私のデザインを、〈リチャード ジノリ〉らしく描いてください」と伝えたという。
フラワーモチーフの配置場所は、料理が盛られた時の景色を想定し、アイテムごとに異なる。また、すべてのアイテムで同じ色を出すために、アイテム別に焼成する温度も変化させた。
日々の生活の中に、〈リチャード ジノリ〉のブルーの花を咲かせてみたい。
日々の生活の中に、〈リチャード ジノリ〉のブルーの花を咲かせてみたい。
新作テーブルウェア「フロレンティア」
リチャード ジノリ・アジアパシフィック TEL 03 3222 1735。