CULTURE
【絵本のことば】『りんごのき』｜「おーい りんごのき、りんごは…」
January 15, 2024 | Culture | casabrutus.com | photo_Kazuyoshi Aoki text_Nanae Mizushima editor_Rie Nishikawa design_Norihiko Shimada（paper）
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。ポップなイラストで表現した旧スロバキアの四季の中で、りんごが実るのを心待ちにする男の子を描いた1冊から。
『りんごのき』より。
「おーい りんごのき、りんごは いつ なるの？」
家の窓から雪に埋まった木を見つけた、少年マルチン。母からそれはりんごの木だと教わる。それ以降、マルチンはりんごがなる日を待ちわびながら見守る。そして収穫の秋を迎えて...。正方形の小さな絵本のなかに、マルチンのけなげな思いと旧チェコスロバキアの四季の豊かさが、愛らしいタッチで描かれている。
家の窓から雪に埋まった木を見つけた、少年マルチン。母からそれはりんごの木だと教わる。それ以降、マルチンはりんごがなる日を待ちわびながら見守る。そして収穫の秋を迎えて...。正方形の小さな絵本のなかに、マルチンのけなげな思いと旧チェコスロバキアの四季の豊かさが、愛らしいタッチで描かれている。
『りんごのき』文：エドアルド・ペチシカ 絵：ヘレナ・ズマトリーコバー 訳：うちだりさこ。福音館書店 990円／1972年。
