CULTURE
京都で『鈴木敏夫とジブリ展』がスタート!
May 6, 2022 | Culture, Design | casabrutus.com | photo_Kunihiro Fukumori text_Mako Yamato
スタジオジブリにとって3年ぶりとなる展覧会が新緑の京都を皮切りに巡回する。世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出してきた、プロデューサー鈴木敏夫が「読んできた本」と「その時代背景」に注目し、どのように影響を受けて自身の思考術へと繋げ、スタジオジブリ映画を確立していったのか。少年時代から現在に至るまで手にしてきた8,800冊の書籍を揃えた展覧会で、ジブリ誕生の秘密を探りたい。
2019年に東京と長崎で開催されたスタジオジブリの展覧会が、バージョンアップして帰ってきた。最大の見所は鈴木がこれまで読んできた8,800冊もの膨大な書籍だ。
「この夏に74歳を迎える僕の人生をすべて振り返るような展示。自分が読んできた本を一堂に会したいという希望が形になって、すごく嬉しいですね。リストを作成して、まず指摘されたのはベストセラーがないということ。全然意識してなかったけれど、自分の好きなもの、読んだら楽しそうだなという基準だけで選んできた」 と振り返る。
「れんが屋」と名付けた自身の隠れ家をイメージさせた空間に、彼の血肉となり、数々の思考の源となった書籍が並ぶ姿は圧巻。
「ウィリアム・モリスは若い頃から好きで、いつか手に入れた部屋をモリスで埋めてみたいと思っていました。それはだいぶん年を取ってから『れんが屋』で実現することができたんですが、今回、この広さで実現すると思ったらワクワクして。モリスのテーマのひとつが森だと思うんですが、森の中で本を読むイメージが作れて、嬉しいです」 。
「この夏に74歳を迎える僕の人生をすべて振り返るような展示。自分が読んできた本を一堂に会したいという希望が形になって、すごく嬉しいですね。リストを作成して、まず指摘されたのはベストセラーがないということ。全然意識してなかったけれど、自分の好きなもの、読んだら楽しそうだなという基準だけで選んできた」 と振り返る。
「れんが屋」と名付けた自身の隠れ家をイメージさせた空間に、彼の血肉となり、数々の思考の源となった書籍が並ぶ姿は圧巻。
「ウィリアム・モリスは若い頃から好きで、いつか手に入れた部屋をモリスで埋めてみたいと思っていました。それはだいぶん年を取ってから『れんが屋』で実現することができたんですが、今回、この広さで実現すると思ったらワクワクして。モリスのテーマのひとつが森だと思うんですが、森の中で本を読むイメージが作れて、嬉しいです」 。
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