ART
20世紀の有名建築をパパラッチ! メキシコから来た2人組、レイク・ヴェレアの写真展。
February 11, 2019 | Art, Architecture | casabrutus.com | text_Yumiko Urae
アメリカ中を旅して、モダニズム建築を勝手にパパラッチ。隠し撮り写真の極みとも言える作品が、ヴァイル・アム・ライン〈Vitra Design Museum Gallery〉に上陸。
フォトグラファーデュオ、レイク・ヴェレラの存在を初めて知った人は、思わず吹き出してしまうだろう。彼らがカリフォルニアのシルバーレイクに訪れる目的は、セレブのパパラッチではなく、モダニズム建築の個人邸をパパラッチするため。
2011年から2018年までアメリカ中を旅して撮影したのは、リチャード・ノイトラ、ルドルフ・シンドラー、ヴァルター・グロピウス、フィリップ・ジョンソン、ミース・ファン・デル・ローエなど、大御所による20世紀のモダニズム建築の名作たち。
もちろんプライバシー侵害だがそんなことはやった者勝ち。ダメと言われたらなおさら撮りたくなるのがパパラッチ・フォトグラファー魂というもの。それも、アメリカ現大統領が壁を作ろうと試みる渦中の国、メキシコからやってきたお二人さんだから、ああ大変。
本展では、そんな彼らのセルフポートレイト、フォトコラージュ、ビデオなど様々な手法で “パパラッチ” された21作品が展示される。彼らのチャレンジングな試みは、現代らしいポエティックな作品としての完成度が非常に高く、深く共感されている。
2011年から2018年までアメリカ中を旅して撮影したのは、リチャード・ノイトラ、ルドルフ・シンドラー、ヴァルター・グロピウス、フィリップ・ジョンソン、ミース・ファン・デル・ローエなど、大御所による20世紀のモダニズム建築の名作たち。
もちろんプライバシー侵害だがそんなことはやった者勝ち。ダメと言われたらなおさら撮りたくなるのがパパラッチ・フォトグラファー魂というもの。それも、アメリカ現大統領が壁を作ろうと試みる渦中の国、メキシコからやってきたお二人さんだから、ああ大変。
本展では、そんな彼らのセルフポートレイト、フォトコラージュ、ビデオなど様々な手法で “パパラッチ” された21作品が展示される。彼らのチャレンジングな試みは、現代らしいポエティックな作品としての完成度が非常に高く、深く共感されている。
『Lake Verea: Paparazza Moderna』
〈Vitra Design Museum Gallery〉
Charlies-Eames-Str.2 D-79576 Weil am Rhein TEL +49 7621 702 3200。2月2日〜7月7日。10時〜18時。入館料11ユーロ(Vitra Design Museumとの共通券)。