ART
トム・サックスの『ティーセレモニー』が 東京に上陸します!
January 25, 2019 | Art, Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
2016年、NYの〈ノグチ・ミュージアム〉がアーティスト、トム・サックスの作品が並ぶ「お茶室」になった。4月20日から〈東京オペラシティ アートギャラリー〉で開かれる彼の個展『ティーセレモニー』では、このときの展示品を多数公開。もしかしたら新作の発表も!?
ハイブランドのロゴで作られた便器や、同じくハイブランドの包装紙によるマクドナルドのバリューセット。高さ約6.4mのブロンズのハローキティや、真っ白なR2-D2を制作したことも。NYを拠点に活躍するアーティスト、トム・サックスの作品は、今の大衆文化を俯瞰するちょっとユニークな視点から作られている。
そんな彼が次に取り組むのは、「ティーセレモニー(=お茶会)」。4月20日から〈東京オペラシティ アートギャラリー〉で開かれる企画展『トム・サックス ティーセレモニー』で、茶会や茶道など日本の文化をテーマにした作品を多数展示する。
そんな彼が次に取り組むのは、「ティーセレモニー(=お茶会)」。4月20日から〈東京オペラシティ アートギャラリー〉で開かれる企画展『トム・サックス ティーセレモニー』で、茶会や茶道など日本の文化をテーマにした作品を多数展示する。
トム・サックスとお茶といえば、2016年にNYの〈ノグチ・ミュージアム〉で開かれた同名の展覧会が記憶に新しい。その後、同年秋に赤坂の〈草月会館〉の石庭「天国」でも一部の作品を紹介。「NASA」と書かれた手びねりの茶碗や電動工具メーカー〈マキタ〉のモーターを装備した茶筅など、斬新な彼流の「茶道具」が飾られ、イサム・ノグチが手がけた端正な空間との異色の組み合わせが話題になった。
今回の展覧会は、NYで大好評だったこの展覧会の作品を東京でも見ることができるうえに、なんと新作の出品も予定されているとか。展覧会でしか購入できないオリジナルグッズも販売予定だ。茶道を習い、日本の文化へ深いリスペクトを向けるトム・サックスが、独自の視点で見つけた「茶の湯」とは。彼が亭主となったまったく新しい「ティーセレモニー」に、ぜひ参加してみよう。
『トム・サックス ティーセレモニー』
〈東京オペラシティ アートギャラリー〉東京都新宿区西新宿3−20-2TEL03 5777 8600。4月20日〜6月23日。11時〜19時。月曜休(祝日の場合は翌火曜休)。入場料1,400円。