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「アート・バーゼル・マイアミ」で見つけた2018年のアーティスト、勝手にベスト10!
| Art | casabrutus.com | photo_Akira Yamada text_Mika Yoshida & David G. Imber
毎年恒例、全米最大のアートフェア〈アート・バーゼル・マイアミ〉が12月7日〜10日に催された。約200ものギャラリーが世界中から集結する本会場をはじめ、街全体が展示やイベントで盛り上がる。今年のハイライトをご紹介!
8万2,000人という、過去最高の来場者数を記録した今年の〈アート・バーゼル・マイアミ〉。超ビッグネームから新進気鋭の若手まで、作品を体験したり購入できるこの巨大なアート見本市に合わせて市内あちこちで独自のフェアが開かれ、パブリックアートを展示し、新しい店や美術館がオープンする。
ちなみにルイ・ヴィトンが〈オブジェ・ノマド〉の新作を発表することでも知られる〈デザイン・マイアミ〉も、そもそもは〈アート・バーゼル・マイアミ〉に連動するイベントとして発足したものだ。
今年も新・美術館〈ICAマイアミ〉のオープンをはじめ、話題は満載。特に注目なのが、改装を終えてリ・オープンした〈バース美術館〉だ。3名の作家をこけら落としに迎え、中でもピエロの立体作品45体を広いギャラリーに配置した、ウーゴ・ロンディノーニの〈Vocabulary of Solitude〉が人気を博した。
ちなみにルイ・ヴィトンが〈オブジェ・ノマド〉の新作を発表することでも知られる〈デザイン・マイアミ〉も、そもそもは〈アート・バーゼル・マイアミ〉に連動するイベントとして発足したものだ。
今年も新・美術館〈ICAマイアミ〉のオープンをはじめ、話題は満載。特に注目なのが、改装を終えてリ・オープンした〈バース美術館〉だ。3名の作家をこけら落としに迎え、中でもピエロの立体作品45体を広いギャラリーに配置した、ウーゴ・ロンディノーニの〈Vocabulary of Solitude〉が人気を博した。
1. Ugo Rondinone(ウーゴ・ロンディノーネ)
スイス出身、NYを拠点に活動。代表作はNYニューミュージアムのオープン時、ファサードに展示されたレインボーカラーの『Hell, Yes!』や、ネバダ州の砂漠に突如現れるカラフルな巨大岩石『7マジックマウンテン』など。
2. Mika Rottenberg(ミカ・ロテンバーグ)
ブエノスアイレス出身、NY在住。主に女性の労働をテーマにしたシュールで幻惑的な映像作品とインスタレーションで知られる。バース美術館では真珠工場で働く女性を描いた作品『NoNoseKnows(50 Kilos variant)』(2015年)も展示中。
3. Pascale Marthine Tayou(パスカル・マルティニ・タユー)
カメルーン出身、ベルギー育ち。素材やモノ、属性への既成概念を揺り動かし、異文化間の対話をもたらす作風に高い評価が。ロンドンのサーペンタイン・サックラー・ギャラリーやパリの人類博物館など各国で個展を開催。
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