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55年前の大阪万博で手がけた建築を一部再現! 『横尾忠則 未完の自画像―私への旅』が銀座で開催中。

| Art, Architecture | casabrutus.com | text_Ichico Enomono   editor_Keiko Kusano

米寿を過ぎても活発に活動を続ける横尾忠則の個展が東京・銀座の〈グッチ銀座 ギャラリー〉で開催中。55年前の大阪万博で横尾自身が手がけた驚きの建築イメージが、鮮やかに再現されて話題を呼んでいます。

『横尾忠則 未完の自画像―私への旅』会場風景。ギャラリーの吹き抜け部分に展示された「赤い足場」は、1970年の大阪万博で横尾が建築デザインを手がけ、大きな話題を呼んだ「せんい館」の一部を再現したものだ。
『横尾忠則 未完の自画像―私への旅』会場風景。ギャラリーの吹き抜け部分に展示された「赤い足場」は、1970年の大阪万博で横尾が建築デザインを手がけ、大きな話題を呼んだ「せんい館」の一部を再現したものだ。
1960年代からグラフィックデザイナーやイラストレーター、そして1980年代以降は画家として精力的に活動するアーティスト、横尾忠則。この展覧会では「未完」と「旅」を大きなテーマに、過去の伝説的な作品の再現から新作絵画までをコンパクトに見渡せる。現在、〈世田谷美術館〉で開催中の個展『横尾忠則 連画の河』も話題の横尾だが、米寿を過ぎてもその創作のエネルギーは衰えを知らないようだ。
6月に89歳となる横尾忠則。
6月に89歳となる横尾忠則。
会場に入るとまず目を引くのは、赤いパイプで組まれた、工事現場さながらの足場。これは、1970年の大阪万博で横尾が建築デザインを手がけた「せんい館」の一部を再現したインスタレーションだ。奇しくもそれから55年、大阪で万博が開かれている現在、その批評的な表現にあらためて光を当てるような展示となった。
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