ART
タピオ・ヴィルカラの日本初の回顧展で、「世界の果て」を観る。
| Art, Architecture, Design | casabrutus.com | text_Megumi Yamashita editor_Keiko Kusano
フィンランドのモダンデザインをリードしたタピオ・ヴィルカラ(1915-1985)の回顧展が、〈東京ステーションギャラリー〉で開催中。
展覧会のタイトル「世界の果てーウルティマ ツーレ」とは、ラップランドの最北端の地、そしてその雪解けの様子にインスピレーションを得て1968年に発表された、イッタラのガラス器シリーズの名前。1940年代から40年に渡りイッタラから400点ものガラス製品を発表しているヴィルカラだが、その中でも《ウルティマ ツーレ》は今もベストセラーを続ける彼の代表作だ。
今年は彼の没後40年。日本では初となるこの回顧展では、《ウルティマ ツーレ》300個を使ったインスタレーションと、1967年のモントリオール万博で発表された全長9メートルにおよぶ同名の木彫レリーフの映像をハイライトに、「世界の果て」の自然の造形や躍動感にインスピレーションを得たヴィルカラの作品群を振り返る。
Loading...
Loading...
