光と空間を操る作家・玉山拓郎が召喚した、〈豊田市美術館〉を貫く巨大な“なにか”。
『カーサ ブルータス』2025年3月号より
| Art | a wall newspaper | photo_Kohei Omachi, Toyota Municipal Museum of Art text_Housekeeper
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元々は壁として認識していたものが、白い直方体としてのボリュームを持っているように見える。

夕方の時間になると、西日によって展示室が赤く染まる。

入口の上部にも、内側から貫き現れた《FLOOR》の一端を見ることができる。

梁のように伸びる物体が展示室を貫く。ふと見ると柱のようにも見え、上下左右の知覚が揺らぐ。

空間を大きく占める物体を見上げると、今までは見えなかった建築の構造に気がつく。
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