ART
この春、ライゾマティクスのこれまでとこれからを見る。
March 8, 2017 | Art | casabrutus.com | text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
2017年4月、東京ドームシティとスパイラルでライゾマティクスのイベントを開催! 10周年を迎えた彼らの最前線が見られます。
Rhizomatiks Research x ELEVENPLAY 『border』(2015)。観客はヴァーチャルリアリティのヘッドセットを装着し、無線で制御された車椅子状のデバイスに乗り込む。ステージではダンサーと観客がそれぞれに動き回り、観客はディスプレイを通じて拡張された現実を見る。
2017年4月15日、東京ドームシティに多目的ギャラリー〈Gallery AaMo〉(ギャラリー アーモ)が新しくオープンする。そのオープニングを飾るのが真鍋大度・石橋素率いるRhizomatiks Researchと、演出振付家のMIKIKOが率いるダンスカンパニーELEVENPLAYのダンスインスタレーションだ。MIKIKOはPerfume、BABYMETALの振付やライブ演出でも知られている。
Rhizomatiksは「Rhizome」(リゾーム、根茎・地下茎)をコンセプトとする集団・コレクティブ。ハードウェア・ソフトウェアのエンジニア、デザイナー、プランナーなどがヒエラルキーにとらわれず、非階層的・非法則的・非統一的につながっている。2006年に真鍋大度や斎藤精一、千葉秀憲らによって設立され、10周年を迎えた昨年、「Research」「Architecture」「Design」の3つの部門を設立した。
Elevenplay x Rhizomatiks Research『24drones』。ダンサーの振付に呼応するドローンの動きは機械学習によって制御され、有機的で美しいフォーメーションを見せる。
Rhizomatiks ResearchとELEVENPLAYはこれまでにもメディアアートとダンスのコラボレーションによる作品を発表してきた。一昨年発表された『border』は観客とELEVENPLAYのダンサーとが共同で作り上げるダンス公演。『24drones』はダンサーと、その動きに連動するドローンで構成された作品だ。
〈Gallery AaMo〉ではRhizomatiks Researchがこれまでに培ってきたメディアアートテクノロジーの集積とMIKIKO演出のダンスエンタテインメントとが融合した新作を披露。新しいアートを体験する機会になる。
Rhizomatiks Research x ELEVENPLAY Dance Installation at Gallery AaMo
〈Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)〉
公式サイト
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