ART
ケンポク会場に、妹島和世の足湯ができました!
| Art, Travel | casabrutus.com | photo_Takuya Neda text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
会期後半に入って盛り上がっている『KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭』会場に銀色の月のような足湯がオープンしました! 設計は妹島和世。緑の山々を眺めながら、足の疲れが癒せます。
《Spring》と名付けられた足湯は常陸大子駅から車で10分ほど、坂を少し登った高台にある。藤の巨木があり、地元の人はよく藤棚の下に集まってパーティをしたりしている場所だ。
妹島和世が設計した足湯は、大きなお皿のような形をしている。シルバーに輝くお皿にはなみなみとエメラルドグリーンの温泉がたたえられている。“お皿”は中心に向かうほど深くなっているけれど、一番深いところで30センチ程度。SANAA設計の椅子も置かれていて、のんびりゆったり足を浸せる。
足湯の形をいくつかに分ける案もあったけれど、最終的に一つの大きな円形になった。直径は約10メートルある。「何人かで一緒に入っても適当な距離感があったほうがいいと思ったので」と妹島は言う。
銀色の円盤は大きな月を思わせる。
「単純な形にしたいと思ってデザインしていたら、結果的にこの形になりました。でもここからだと、ちょうど山から月が上るのが見えてきれいですよ」
銀色の円盤は大きな月を思わせる。
「単純な形にしたいと思ってデザインしていたら、結果的にこの形になりました。でもここからだと、ちょうど山から月が上るのが見えてきれいですよ」
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