ART
平⼭昌尚の個展はギャラリーと〈ブルーボトルコーヒー〉がまるごと会場に。
April 13, 2022 | Art | casabrutus.com | text_Akio Mitomi editor_Keiko Kusano
東京・三軒茶屋の〈クリニック〉でアーティスト・平⼭昌尚が個展『町の絵』を開催する。建物の内外に、町の“掲⽰板”に⾒⽴てた新作を展⽰する。
《花》2022
東京・三軒茶屋の旧診療所を〈スキーマ建築計画〉の⻑坂常がリノベーションした、ローカルオルタナティブスペース〈クリニック〉。アートと地元を愛した元病院⻑の遺志を継ぎ、造形・⽂化活動を発信すると共に、⼊居する〈ブルーボトルコーヒー 三軒茶屋カフェ〉が地域に開かれた場となっている。
そこで開催されるアーティスト・平⼭昌尚の新作個展『町の絵』はギャラリーと、隣接する〈ブルーボトルコーヒー 三軒茶屋カフェ〉、庭、アプローチなどからなる複合スペースを、ひとつの展⽰空間“掲⽰板”に⾒⽴てた、屋内外にまたがるインスタレーション。「記号」や「象徴」の表現に焦点を当てた平⼭のペインティング作品約10点を発表する。
そこで開催されるアーティスト・平⼭昌尚の新作個展『町の絵』はギャラリーと、隣接する〈ブルーボトルコーヒー 三軒茶屋カフェ〉、庭、アプローチなどからなる複合スペースを、ひとつの展⽰空間“掲⽰板”に⾒⽴てた、屋内外にまたがるインスタレーション。「記号」や「象徴」の表現に焦点を当てた平⼭のペインティング作品約10点を発表する。
《花》2022
《⽯》2022
《⼈》2022
《⼟》2022
町の掲⽰板に貼られたポスターのように、時間の経過と共に環境の影響を受けながら変化していく作品を通して、作品の価値とは何かを問う平⼭は、コメントを寄せている。
「町の掲⽰板に貼ってある絵。⾬ざらしのまま⽇が経ち、⾊褪せているのを⾒て⾃分でも試してみようと思いました」
「町の掲⽰板に貼ってある絵。⾬ざらしのまま⽇が経ち、⾊褪せているのを⾒て⾃分でも試してみようと思いました」
会場の〈クリニック〉。ギャラリースペース、〈ブルーボトルコーヒー 三軒茶屋カフェ〉、庭など屋内外にまたがるインスタレーション展となる。 photo_Kenta Hasegawa
『町の絵』
〈clinic〉東京都世⽥⾕区三軒茶屋 1-33-18 TEL 050 5375 9572。2022年5⽉5⽇〜6⽉5⽇。11時〜17時（屋外展示は8時〜19時）。無休（⽉曜〜⾦曜は電話予約制）。無料。
ひらやままさなお
1976年神⼾⽣まれ。絵画、ドローイング、パフォーマンスなどで東京を拠点に活動。「絵」（2021 東京）、「Book Show 2」（2019 上海）、「壁画」（2018 京都）、「Masanao Hirayama」（2018 モンペリエ）、「Book Show」（2017 チューリッヒ）、「Book and Work 2」（2012 NY）など国内外での個展多数。http://www.himaa.cc
