鉄による豊かな表現を模索する彫刻家・稲葉友宏。その“空白”に込めた思いとは?
January 12, 2022 | Art | PR | photo_Satoshi Nagare text_Akiko Miyaura editor_Keiko Kusano
Photo Gallery写真ギャラリー
何度も角度を試行錯誤し、3ヶ月かけて制作した《着地する月》(2021年)。
《星の足音》(2021年)。作品の面となる部分は鉄板を使わず、すべてをワイヤーで作った上で溶かして削ることで面に仕上げている。
面の内側は、ワイヤーが星のような形に。星はそれぞれの宗教観や死生観、宇宙科学や物語の記憶などに結びつくイメージとして用いられている。
「何かが始まりそうだな」と予感を感じる形、動きを提示して、作者から“言い過ぎない”ところで造形を終わらせ、想像を委ねる。
Loading...