石巻でアートと自然が溶け合う『リボーンアート・フェスティバル』へ。
| Art, Food, Travel | casabrutus.com | photo_Taichi Saito text_Naoko Aono
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髙橋匡太《光の贈り物》(2021年)。〈石ノ森萬画館〉をさまざまな色の光でライトアップ。光の色は「会いたい人に送りたい色」を募集してリクエストされたもの。光が想いを届ける。

雨宮庸介《石巻13分》(2021年・旧レストランかしま)。かつてレストランとして使われ、閉店後、東日本大震災時には救援物資倉庫としても使われた建物が舞台。そこに残されたモノが語るように、手のひらにタトゥーで刻んだ文字や海の眺めなどが錯綜する。

西尾康之《唐櫃》(2015年・旧サウナ石巻)。指で粘土を押し込んだ雌形から作られた彫刻。健康によいと信じられたラドン温泉に、人々が生み出した信仰や物語を題材にした作品が並ぶ。

マユンキキ《SIKNU シㇰヌ》(2021年・旧サウナ石巻)。タイトルはアイヌ語で「生きる、死なずにすむ、命を取りとめる、生き返る」といった意味。作者の自室を再現したインスタレーションにはジェンダーや民族に関するアイデンティティの問題が浮かび上がる。

MES《サイ》(2021年・旧つるの湯)。会場は東日本大震災で被災しながらも再開し、近頃閉館した銭湯。「復興五輪」と称された五輪と石巻の復興の過程を作品化した。
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