ART
いま六本木ヒルズは村上隆祭り! アートを通して未来へ希望をつなぐ試み。
November 27, 2020 | Art, Food | casabrutus.com | photo_Takao Ota text_Rie Nishikawa editor_Keiko Kusano
高さ10mもの新作彫刻《お花の親子》が東京・六本木ヒルズの玄関口、66プラザで公開。期間限定の〈お花カフェ〉もオープンし、〈グランドハイアット東京〉でも人気の村上隆"お花"アフタヌーンティーにテイクアウトボックスが発売予定で、六本木ヒルズ全体が村上隆一色に!
金色に光り輝く《お花の親子》は村上隆の彫刻作品としては最大級。様々なモチーフが施されているので、見る角度によって表情が異なる。サイドや後ろはもちろん、ブーケにも顔があり、お花の笑顔に包まれる。
「コロナ禍にあっても癒される、心にタッチするような芸術を届けたいという想いで建立しました。子供たちも楽しめるように、コミュニケーションのストーリーを描き、テクニカルな意味でも360°どこからも死角がないように製作しています」(村上隆)
「コロナ禍にあっても癒される、心にタッチするような芸術を届けたいという想いで建立しました。子供たちも楽しめるように、コミュニケーションのストーリーを描き、テクニカルな意味でも360°どこからも死角がないように製作しています」(村上隆)
《お花の親子》は巨大作品であるために製作は困難を極めたという。
「現代でも苦心燦々たるものなのに、さらに大きな奈良の大仏は当時、どれ程の強い想いで造られたものなのだろうと考えさせられました。巨大ではありますが、撮影して携帯の中に飛び込めるような作品です。ソーシャルメディアで想いとともに世界に発信し、共有してほしいと思っています」
「現代でも苦心燦々たるものなのに、さらに大きな奈良の大仏は当時、どれ程の強い想いで造られたものなのだろうと考えさせられました。巨大ではありますが、撮影して携帯の中に飛び込めるような作品です。ソーシャルメディアで想いとともに世界に発信し、共有してほしいと思っています」
〈ROPPONGI HILLS TAKASHI MURAKAMI PROJECT〉は六本木ヒルズと村上隆が、アートを通して未来へ希望をつなぐコラボレーションとして、《お花の親子》をはじめ、カフェや商業施設などで、今後も様々なコラボレーションが順次展開という。
〈森美術館〉で2021年1月3日まで開催されている『STARS展:現代美術のスターたち』もそのひとつ。村上隆の展示室では2体の鬼の巨像《阿像》と《吽像》(ともに2014年)が災いを招く邪鬼を踏みつけている。そして階下にはハッピーなお花の世界が広がっているなんて、まるでおとぎ話のような夢の空間だ。
〈森美術館〉で2021年1月3日まで開催されている『STARS展:現代美術のスターたち』もそのひとつ。村上隆の展示室では2体の鬼の巨像《阿像》と《吽像》(ともに2014年)が災いを招く邪鬼を踏みつけている。そして階下にはハッピーなお花の世界が広がっているなんて、まるでおとぎ話のような夢の空間だ。
●《お花の親子》が六本木の街を歩く動画が公開に! ※2月25日追記
Haha Bangla Manus(~2021年5月末頃までの限定公開)
「ROPPONGI HILLS TAKASHI MURAKAMI PROJECT」
〈お花の親子〉
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ2F 66プラザ。2021年5月末ごろまで。無料。
〈お花カフェ〉
六本木ヒルズ ヒルサイド2F ヒルズ カフェ/スペース。TEL 03 6404 6833。10時〜22時。