ART
気鋭の現代アーティスト、伊藤存と青木陵子の共同作品展。
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現代アーティストの伊藤存と青木陵子が、2000年から制作を始めた共同作品を展示する展覧会が、〈ワタリウム美術館〉にて3月29日からスタート。
異なる分野で活躍する現代アーティスト、伊藤存と青木陵子。ふたりが2000年から制作を開始した、さまざまな共同作品を一堂に紹介する展示『変化する自由分子のWORKSHOP』が、3月29日から〈ワタリウム美術館〉で開催する。
青木は動植物や日常の断片、幾何学模様などをイメージの連鎖で描き、その素描を組み合わせたインスタレーションを制作。伊藤は、刺繍の作品をはじめとした小さな立体や粘土絵などを手がけている。ふたりは個々に作品を制作しながら、2000年よりアニメーションをメインに共同制作を始めた。
《9才までの境地》と題したこのアニメーションのシリーズは、“人の情緒の成長”をテーマに、現在も制作は続いている。2017年の『リボーンアート・フェスティバル』では、宮城県牡鹿半島にある小さな無人の浜で、京都から持ちこんだそれぞれの作品や、土や樹皮などその場で採取した材料から作った作品、また煮炊きをしていた石でできたコンロなど、さまざまな素材を組み合わせた作品を制作。「人がつくる」ものと、自然のみがある空間作品《浜と手と脳》を発表した。
青木は動植物や日常の断片、幾何学模様などをイメージの連鎖で描き、その素描を組み合わせたインスタレーションを制作。伊藤は、刺繍の作品をはじめとした小さな立体や粘土絵などを手がけている。ふたりは個々に作品を制作しながら、2000年よりアニメーションをメインに共同制作を始めた。
《9才までの境地》と題したこのアニメーションのシリーズは、“人の情緒の成長”をテーマに、現在も制作は続いている。2017年の『リボーンアート・フェスティバル』では、宮城県牡鹿半島にある小さな無人の浜で、京都から持ちこんだそれぞれの作品や、土や樹皮などその場で採取した材料から作った作品、また煮炊きをしていた石でできたコンロなど、さまざまな素材を組み合わせた作品を制作。「人がつくる」ものと、自然のみがある空間作品《浜と手と脳》を発表した。
2019年には牡鹿半島から船で渡った網地島に移り、かつての駄菓子屋を修復。島の空き家で発見したものに手を加え、商品として販売する店《メタモルフォーセス》が登場した。さらに島の漁師たちが畑として使っていた土地に、島の資源を活かしながら《海に浮かぶ畑》を制作。この作品では、テーマを「人がつくる」ことから、多様に人と関係していく「つくるをふやす」へと拡張した。
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